2025年7月6日日曜日

【2025年JRヘルシーウォーキング参加記〈野幌駅 → 江別駅〉】

札幌の東となりに位置している江別市は、古くから煉瓦のマチとして知られています、現在は3つの工場が稼働し、日本最大の煉瓦生産地となっています。

コースマップでは、「隆盛を極めた煉瓦産業に思いを馳せる」と、コースを紹介しています。その辺りを意識しながら、歩いてみたいと思います。

・コースマップはコチラです。(新しいウィンドウで開きます)

今回は、野幌駅スタート・江別駅ゴールのワンウェイコースです。私は自宅から車で移動。江別駅近くの駐車場に車を停め、JRで野幌駅に移動することにしました。

江別駅では、同駅始発の小樽行き普通列車が入線していました。


おっ! これを見て反応された方は、鉄分多めかも。見た目は通勤型ですが、性能は特急列車並み。バケモノ気動車といわれているキハ201系です。

終着の小樽まで乗っていきたい気持ちを抑えて、野幌駅で下車します。


南口です。さあ、スタートしましょう。
本日の最高気温は30℃超えとのことなので、ショートコースにしました。

JRの高架横を、札幌方向に進みます。


興味深い名前が付いたビルがありました。


粘土を焼いて作った筒状の建材といえば、土管と陶管です、。土管は素焼きなのに対して、陶管は釉薬をかけて焼いたものです。(用途も異なります) 光沢がある方が、陶管でしょうか。

ビル名に “陶管” と付いているのは、煉瓦のマチらしいですね。

高架を挟んで道路の反対側に「コープさっぽろ」がありますが、それを超えたところ(ここですね)で、右折します。


マップには、「コープさっぽろ」が載っていません。のっぽろ(野幌)店としてオープンしたのが今年6月10日なので、載せられなかったのでしょう。

国道12号線を超えて少々歩いてから左折するのですが、どこで曲がるか分かりくいかと思います。ここになります。


「えんじゅ公園」があれば、道は合っていますよ。


後は、マップを見ながら歩けば、迷うことはないかと思います。

煉瓦造りの家と陶管が見えてきました。


管を正面から見ると。


高速道路に架かる橋を渡ります。(奥は札幌方向です)


すると、煉瓦工場がありました。


「米澤煉瓦工業」さんです、。1939(昭和14)年に設立され、操業中の煉瓦工場としては道内最古です。


この煙突は、石炭炊き時代から現在まで使われています。
※ 日本遺産「炭鉄港」の構成文化財になっています。

・炭鉄港ポータルサイト | 江別市が日本遺産「炭鉄港」に加わりました。

工場前には、様々な種類の煉瓦が積まれていました。


ここでは、30種類以上を提供しているそうです。(米澤煉瓦工業さんのサイトより)

外観を見学した後、お隣の「大麻新町公園」でひとやすみ。


こちらはトイレ。ここに限りませんが、江別では煉瓦造りの建物や塀などを目にする機会が多いです。

2番通りを江別市中心部方向に進んでいきます。

こちらの建物は、江別市消防本部です。


顕彰碑がありました。


消防署にお邪魔することは無いに等しいので分かりませんが、本部クラスの敷地内には、このような碑が設置されていることが多いのでしょうか?

さらに歩いていくと、煉瓦造りの素敵な洋館があります。


元々は、1945(昭和20)年頃、北海煉瓦杜員だった石田惣喜知氏が建てた煉瓦造り三階建て107坪(約354㎡)の邸宅でした。

内部は、ガラス作品とともに、素敵な空間が広がっています。(撮影・ブログ掲載許諾済み)


面白いと感じたのは、こちらの作品です。


作品名は「Aviator 航空者」(2002)。

工芸館を後にして、向かったのは「江別市屯田資料館」です。


野幌屯田兵第二中隊本部の建物でした。

北海道の開拓に大きな役割を担った屯田兵機関の中では、最古のものです。
江別の歴史や屯田兵の働きについて、受付の方が詳しく説明してくださいます。特に初めていかれる場合は、説明をお願いするとよろしいかと思います。

展示資料として屯田兵屋の模型があります。現存しているのは日本式だけですが、かつてはアメリカ式・ロシア式の兵屋があったことを知りました。

・江別市 | 3 江別兵村 (1)江別屯田(アメリカ式屯田兵屋の写真あり)

・江別市 | 3 江別兵村 (2)篠津屯田(ロシア式屯田兵屋の写真あり)

資料館と隣接して「錦山天満宮」があります。


花手水が開催中でした。


「湯川公園」に入ります。


公園を抜けて、一般道へ。歩道に植えられたラベンダー。


風に乗って、ほのかに香ります。富良野も、そろそろシーズンですね。

「旧町村牧場」です。いつもなら寄るのですが、今日はパスしました。


「四季のみち」に入ります。


この道、好きなんですよ。


芸術作品も展示されています。


彫刻家・山谷圭司さんの1992年の作品、「冬のゆりかご」です。

ディーゼル機関車や貨車も。


この道は、北海道電力(北電)江別火力発電所の専用線跡を活用したものなのです。

「四季のみち」を逸れて、「飛鳥山公園」に来ました。画像では分かりにくいのですが、飛鳥山です。


標高 17.5mです。人工の山ではなく、野幌丘陵に残る古砂丘といわれています。今から4万年前の支笏火山の大噴火で、この辺りまで火山灰が降り積もったのでした。

本日(参加した日)の江別の最高気温は、14:16に観測した33.0℃。ちょうど、この辺りを歩いている時に記録したようです。暑い! ただ、風があるので、少しは救われます。
コースは終盤、がんばって歩きます。

「王子エフテックス」の前に着きました。


「炭鉄港」構成文化財の「れんが倉庫群」がありますが、敷地内に入ることはできないの、遠くから眺めることになります。

千歳川に架かる国道12号線「新江別橋」から見ることができます。(肉眼では厳しいです)


※ 昨年(2024年)7月21日の「江別ウォーク」とコラボして開催された炭鉄港ミニツアーに参加した時に、新江別橋から撮りました。

国道12号線の南側に来ました。こちらでは、古い建物が残されています。



こちらのビルも古そうですね。


江別の劇団「ドラマシアターども」さんが使用しており、ギャラリーや小劇場、喫茶店があります。

画像を探したところ、ありました。(2019.9)


いただいたのは、一目瞭然! カレーですね。

そして、江別駅に無事ゴールしました。


ひとこと。ショートコースにして良かった!

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江別からの帰りは、エアコンの効いた車で。といっても、車内の温度は30℃。ウォーキングを終え車に乗り込んだ時は50℃だったので、20℃下がりました。この温度でも、涼しく感じます。

途中、こちらに寄りました。「とうふ工房 菊の家」さんです。


お目当ては豆腐ではなく、えべつ豆乳ソフト。


溶けるのが早いので、日陰で撮りました。
豆乳ソフト、濃厚だけど後味さっぱりです。
生き返りました~。

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