2026年3月23日月曜日

【苗穂駅から白石駅まで、鉄道を楽しみながら散歩】

※ 2026.3.23  22:30更新。一部、訂正しました。

JR札幌駅から千歳・岩見沢寄りの一駅となりにあるのが苗穂駅。そこから、白石駅まで歩いてみました。

苗穂駅と白石駅は、駅としては隣になるとはいえ、その距離は約4km(駅間距離3.9km)離れています。線路とほぼ並行して道路が通っており、そこを歩くことで似たような距離になるかと思います。散歩には、ちょうど良い距離ではないでしょうか?

スタートしましょう。

苗穂駅は、橋上駅です。札幌市の南側(中央区)と北側(東区)を結ぶ連絡通路にある駅名看板は、縦書きとなっています。これは見やすさ等を考慮したからだと思うのですが、縦書きは珍しいのではないでしょうか?

駅名看板で縦書きというと、有名なのは網走駅です。(2022年5月撮影)

こちらには、そうなった理由(逸話)が残されています。

・網走どこでもおでかけ どこバス | 観光スポット「網走駅」

苗穂駅に話を戻して…。こちらが南北連絡通路。


明るく開放的な空間です。(この先の左手に苗穂駅の入口があります)

ガラス越しに、建設中の新幹線車両基地(高架なのです)や、


JR北海道の苗穂工場を見ることができます。


他、JR貨物の苗雄車両所や、写ってはいませんが苗穂運転所があります。

この通路で鉄道が楽しめるということもあり、撮り鉄の姿も見かけますよ。

南口から駅(というか連絡通路)を出ます。


西側にあるビル「苗穂ヒラクス」の1階にあるのは、野菜を取り扱うお店。


「相川商店」さんです。1932(昭和)7年、青果物卸商として創業されました。

この日、越冬キャベツが158円で販売されていましたが、後日132円に。家にキャベツはあるものの、つい買ってしまいました。

駅前を横切っているのが平和通・北3条通。もともとは、北3条通でしたが、都市計画の変更により、苗穂駅より東側が平和通、西側が北3条通に改めらました。
進んでいくのは、左側の平和通。東に向けて歩いていきます。


それほど歩かないうちに、「苗穂駅前温泉 蔵の湯」さんがあります。


 一時期、名前から「温泉」の文字を外していたことがありました。
以前は引湯(いんとう)でしたが、現在は運び湯のようです。
・Wikipedia | 引湯

※ 温泉施設に隣接してボーリング調査なども行う建設・地質調査の会社「上山試錐工業株式会社」があります。同社敷地内の地下が源泉だったようです。かつては、(同社の)正面入口の右側に温泉の自動販売機がありました。

以前、苗穂駅があったところの向かい側にあるのは、「そば処 西むら」さんです。


1916(大正5)年に操業。美味しい蕎麦をいただけるお店です。

道路を挟んで東隣にあるビルには、 鉄道ショップ「カラマツトレイン」札幌本店が入居しています。


このビルの北側には、不自然な空き地(?)があります。(雪が積もっているところ)


ここは、札幌市電の電停「苗穂駅前」があったところなのです。
・札幌市 | 札幌の路面電車の歴史をたどる
・山鼻町内連合会 | 札幌市路面電車の概略史

この場所から道路を挟んで東側には、D51の動輪が保存されています。


苗穂駅からここまで400mも歩いていませんが、かなり鉄道要素の多いまちであることに気づかれたかと思います。ここ苗穂は、「産業と鉄道のまち」として栄えたのでした。


かつての苗穂駅周辺は、いま以上に工場などが立ち並び、原料や製品を運ぶための国鉄(当時)の引込線だらけでした。

さあ、ここからが今回の散歩が楽しくなるところです。(個人差あり)


この近辺は、「苗穂ストレート」と呼ばれています。函館本線と千歳線の両方を走る列車を間近で撮影できることから、撮り鉄に人気のスポットとなっています。

もちろん、


私が通った時には、


千歳線を千歳方向に向けて走行中の733系。
※ この先も列車画像が登場しますが、車両形式のみ記しておきます。

あらっ! 737系電車の回送列車が、函館本線を札幌・手稲方向へ走っていきました。写真、間に合わなかった。

ここからは、バス停の後ろに写っている階段を下りて、線路の反対側に向かいます。


ここの地下通路、自転車は降りて押して歩くことになっていますが、実際は・・・。
背後から自転車が来る場合は気づかないこともあるので、通路の真ん中を歩くのは避けた方がよろしいでしょう。

反対側(北側)に出ると、そこは苗穂運転所。


こちらは、検修庫。


特急「オホーツク」に充当されるキハ283やキハ40、キハ201、H100が、留置線でお休み中でした。(撮影失敗したので、画像無しで)

ここ苗穂運転所でUターンし、歩きを続けましょう。
突き当りを左に曲がり、(先ほどは、画像中央のスロープを上がってきました)


あとは、しばらく直進します。


途中、校舎のような建物があります。壁には顔(?)が…。


ここは、科学であそぼ「おもしろ実験室」です。
・北海道電力 | 科学であそぼ「おもしろ実験室」

小学生の頃からこのようなところで科学に親しんでいれば、いまごろは違う人生を歩んでいたかも…。

そして、ひっきりなしに列車が通過していきます。


733系。動いているもの(列車など)を撮るのは、難しいです。

自衛隊の苗穂分屯地を左に見ながら進んでいくと、久しぶりの信号機が。


ここを右折し、豊平川に架かる上白石橋を渡ります。


上白石というと・・・。姉妹で女優をされているのは「かみしらいし」さん。こちらは、「かみしろいし」橋です。

789系が通過していきました。


橋を渡り終えると、線路から離れます。
ところで、今時期(3月中旬)歩いていて、困るのがトイレです。公園のトイレは凍結の心配があるので、冬季間閉鎖のところが殆ど。こういう時にありがたいのが、コンビニの存在です。


買い物ついでに、お借りしました。(助かりましたー)

この先で、再び線路と合流します。


柱のところに、カメラのディスプレイをのぞいている人がいました。どうやら、撮り鉄のようです。(実は、先ほど渡った橋の上にも、1人いました) 
皆さん、楽しんでいますね。

私も、撮り鉄の真似事を。721系、来ました。


今度は、731系。ほんと動いている列車を撮るのは、むずかしい。


札幌駅~苗穂駅~白石駅~平和駅間は複々線区間で、北海道内では列車の走行が一番多い区間となっています。そのため、ひっきりなしに列車が通過するので、(特に鉄道好きな人は)飽きることなく歩けるかと思います。
時間帯そして条件次第では、函館本線を走行する旭川行きの特急「カムイ」、「ライラック」と、千歳線を新千歳空港に向けて走る快速エアポートの、見事な並走シーンを見ることができるかも。とはいえ実際は、惜しい(=もう少しで並走なんだけど)とか全然ダメ、ということが多いようです。

※ 朝の時間となりますが、稚内行き特急「宗谷」と東室蘭行き特急「すずらん」2号が、7:30に札幌駅を出発します。気動車特急(前者)と電車特急(後者)の並走。きれいに並んだ光景を見ることができれば、その日はラッキー??(その前に、通勤・通学でもない限り、朝にここを歩くことはないかもしれませんね)

居酒屋を見つけました。


自宅改装系のようですね。完全なる地元密着型でしょう。


ビール一杯500円! 暑い時期に歩いていたら、ふらっと寄ってしまうかも。(あっ、でも18時から営業かぁ)

望月寒川(もつきさむかわ)を渡ります。


小さな川ですが、こういう川は暴れると怖い。大雨や雪解け時の増水で、溢れたこともありました。ちなみに、「も」というのはアイヌ語で「小さい」の意味で、「小さい月寒川」。月寒川の支流を意味しています。

おっ、ここでキハ261系が登場しました。


白石駅近くとなり、線路から離れます。
ここは右折。あとは白石駅までまっしぐら。


歩道が狭い上に、車の通行量は結構多いので(信号がなく裏道として利用するドライバー多し)、注意して歩きます。


白石駅のすぐ近くには、歴史のありそうなお寺がありました。


天台宗の北引接寺(きたいんじょうじ)です。


そして、白石駅に着きました。


苗穂駅から、多少寄り道をしてのんびり歩いてきました。
今時期の札幌はまだまだ寒く、緑も芽吹いていないこともあり、ちょっと雑風景な感じです。そんな中でも、列車を見ながら楽しく歩くことができました。
鉄道好きな方もそうでない方も、このコースを歩いてみませんか?

---------------------------------------------------------------------------

歩いた後は、一度行きたかったところへ。


白石駅から徒歩10分(かからない)の「いちりき」さん。

メニューは、


お安いです。嬉しいですね。

いただいたのは、味噌ラーメン。


具材で目をひくのは、キクラゲ。あとはチャーシュー、メンマ、ゆでたまご、もやし、タマネギ、そして長ネギ。あっさりですがコクがあり、最後まで美味しくいただけました。
ごちそうさまでした。

2026年3月17日火曜日

【日本一のイカメンチ、小樽にあります ~ 酒田商店】

「小」さい「樽」と書いて、小樽。しかし、私たちが思い浮かべる「樽」とは、それほど関係がないようです。

アイヌ語の「オタ・オル・ナイ(砂浜の中の川)」が名前の由来といわれていますが、これには諸説あります。ご興味のある方は、調べてみるのも面白いかと思います。
いずれにせよ、アイヌ語の読みに漢字を当てた “北海道あるある” の地名となっています。

さて、その小樽には、美味しいものがたくさんあります。「イカメンチ」も、その一つです。
今回、ご紹介しましょう。

購入できるお店があるのは、小樽駅から徒歩5分もかからないところにある「小樽中央市場(3棟)」内です。行き方は数通りありますが、小樽が初めてという方は、駅を出て左側にある「三角市場」内を通り抜けるのも良いかもしれません。
ここは観光客(近年はインバウンド客)が多く、通路が広くないこともあり、時間帯によっては人でごった返すほどの盛況ぶりです。食堂も人気です。
価格は、場所柄もあり(なんせ駅の隣ですから)、それなり。どのようなものがあるのか? いくらで売っているのか? 等々、チェックできますね。

三角市場を抜けたら、目の前の道路(国道5号線)を左に進み、すぐの信号のある交差点を右折し直進。1ブロック歩くと、左側に「中央市場」の3棟(奥には、2棟、1棟)があります。


・中央市場 公式HP

市場に入ると・・・。先ほどの三角市場の喧騒と打って変わって大変静か。
(駅寄りの)出入口近くにあるのが、「そうざいのさかた(酒田商店)」さんです。


美味しそうな惣菜の数々が並んでいます。


※ 撮影とブログ掲載についてお聞きしたところ、問題ありませんよ、とのこと。ありがとうございます。

最も有名なのはこちらでしょうか。

イカメンチ。それも日本一! 1個140円です。

タラのすり身にイカの足と野菜を混ぜ、パン粉をつけて揚げています。多い日には、一日400~500個も売れる人気商品となっています。


冷めても美味しいのですが、温めて食べたい場合は、オーブントースターを使ってほしいとのことです。イカが入っているので、電子レンジはNGと言われました。
※ イカを電子レンジで温めると、爆発(破裂)するらしいです。(私は未経験)

出来たてをすぐにでも食べたい!  大丈夫です。市場内にテーブルとイスが用意されています。


ここで、食べてはいかがでしょう。
ちなみに、コカ・コーラの自販機の右横から入ると、ゴミ箱がありますよ。

美味しいのは、イカメンチだけではありません。


サバの味噌煮。(お値段、忘れました)

日によっては、「おすすめ品」も。


まさしく、揚げ物オールスターズ? 450円です。

こちら「中央市場」は、小樽市民の台所。観光客は少なく、落ち着いて買い物ができるかと思います。小樽に来られたら、足を運ばれてはいかがでしょう。

---------------------------------------------------------------------------

過去記事で、市場内の別なお店を紹介しています。よろしければ、お読みください。
・かまぼこ店でオランダを売っていた ~ 小樽〈蒲鉾のまるいち〉