2026年6月14日日曜日

【2026年JRヘルシーウォーキング参加記 ~〈赤平駅〉】

JRヘルシーウォーキング。今回は、赤平で「いつでもウォーク」です。
楽しんで歩いていきましょう。

その前に、赤平について簡単に紹介します。
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赤平市は、北海道のほぼ中央部に位置しています。周囲を山に囲まれ、市内を流れる空知川流域の内陸に広がるまちとなっています。「赤平」という地名はアイヌ語由来とされており、「フレピラ(赤い・崖)」「ワッカピラ(水・崖)」「アカピラ(山稜・崖)」など、諸説あります。
人口は、2026(令和8)年4月末日現在で8.050人です。
かつては「石炭のまち」として栄えましたが、石炭産業が衰退する頃から工業都市へと産業構造を変化させて、現在は「ものづくりのまち」となっています。“タンニンなめし”にこだわりを続けている「鞄のいたがき」の本店があるのも、ここ赤平市です。
市の花は「菊」、木は「かえで」、そして、鳥は「ヤマガラ」です。
・北海道赤平市 | 赤平市について
・炭鉄港ポータルサイト | 赤平市
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・コースマップは、以下リンク先をご覧ください。(別タブで開きます)

スタートは、JR赤平駅です。


5階建ての立派な建物ですが、こちらは「交流センターみらい」です。この1階に赤平駅が併設されているのです。とはいえ、駅の専有面積は(1階の)ごく一部となっています。

ホール内には、ちょっとした展示があり、赤平の歴史の一端に触れることができます。


駅を出ると、こちらに目が行くかもしれません。(看板、かなり目立ちます)


創業89年の和洋菓子店「日高屋」さん。
スタート直後ですが、こちらでお土産を購入することにしました。

赤平市特産の胡蝶蘭にちなんだ「らんまんじゅう」が名物とのこと。黒糖が練り込まれた生地に、あんがつまったまんじゅう。これにしようかと思ったのですが、あんを使っているので日持ちが気になります。
お土産を渡せなかったら、消費期限切れの可能性もありますので。

とりあえず1個を購入し、味見してみることにしました。気さくな男性店員さんが、お茶を出してくださいました。


おいしい! 素朴な味が、なんともいえないです。これに決めました。
購入した商品は、歩いた後に取りに伺うまで、預かっていただけるとのこと。
ちなみにこの店員さん、後から社長さんであることが判明しました😓 いろいろとありがとうございます。

お店前の道を、東(芦別・富良野方面)に向けて進んでいきます。


国道38号線の赤平バイパスが開通してから、市内中心部のこの道を走行する車が少なくなりました。
目的地が決まっている場合、車ではバイパスを使うことが殆どかと思いますが、寄り道がてら昔からの道を通ってみてはいかがでしょう。何か見つけるかもしれませんよ。

「開礦橋」がありました。


橋の左(北)側、川は暗渠化されていました。

一方、右(南)側は、川がありました。


この川は、ズリ山の方から流れているようです。(川の名前は不明)
・地図ナビ | 赤平市の地図・場所
※ 赤平駅の右側、「大町(四)」にある消防署(Yに似た記号)と郵便局(〶)(住所は東大町)の間が、暗渠化されています。

「炭礦(炭鉱)を開いたところ」にあるという意味でしょうか? 石炭で栄えた赤平らしい橋の名前ですね。

何気なく街路灯を見てみます。


「赤・黄・緑・青」の旗のようなものがデザインされています。何か意味があるのでしょうか?(黄色というより橙色かも)
この4色は、人間の視覚が最も基本的に認識する色で、「心理四原色」というそうです。そのため、デザインにおいて配色を考える際の指針となるとのこと。
・IRODORI | 心理四原色とは?デザインに活かす4色の心理効果と配色の基本
デザインをされる方にとっては、常識なのでしょう。私は知りませんでした。

これ、何なのでしょう?


このゲート(?)ですが、以前からここに設置されていたような雰囲気があります。しかし、どうやらそうでもなさそうです。
※ 先ほどの地図の下に航空写真が掲載されているのですが、1974年~1978年撮影分には、これが写っていませんでした。

くぐって、右斜めを見ると。


「友好都市議定書」もありました。


加賀からの入植者によって赤平が開拓されたことが縁で、赤平市と加賀市は友好都市になったのですね。

ここは、「コミュニティ広場」でした。
・赤平市 | コミュニティ広場

赤平駅を出て右に曲がり、国道38号線(旧道)を歩いてきました。信号のあるT字路交差点を左斜めに進みます。


進行方向の右側に見えるのは、公営住宅でしょうか?


住宅が途切れ、周囲に建物が無いところを進んでいくと、こちらの案内板がありました。


このコースの見どころのひとつ、石炭層の露頭を見ることができるのです。




それでは、実際に見てみましょう。


階段を下りて、デッキへ。ここから左奥に見えるはずなのですが・・・。
葉っぱが生い茂り、それに邪魔されて全く見ることができませんでした。残念。

赤平ではありませんが、石炭の露頭は「夕張市石炭博物館」で見ることができます。
※ 博物館の外なので、入館料はかかりません。

(2024.5.4 夕張市石炭博物館で撮影)

展望広場を後にし、空知川沿いの遊歩道を進んでいきます。


このような道、以前なら気分良く歩けたのですが、最近は少々緊張することが多くなりました。
「いつでもウォーク」は、1人あるいは少人数で歩くことが多いかと思います。
参加前、そして開催駅に着いて歩き始める前にも、自治体の発表する「ヒグマ出没情報」に 目を通されることを、強くおすすめします。

この先で右に曲がるのですが、間違って直進してしまいました。帰宅して、この記事を書いている時に気づきました。(← 遅いですよね)
「いつでもウォーク」では、進む方向を示す「」などの案内板が設置されていません。そのため、マップを良く見て歩かれた方が、よろしいでしょう。

参考にならないとは思いますが、せっかく歩いたので載せることにしました。

<<<<< ここからは、間違って歩いた記録です >>>>>
国道38号線(旧道)とぶつかり、ここで遊歩道は終わりです。左折します。


それほど歩かないうちに、信号のある交差点を右折します。


根室本線の下をくぐり、


この先を右折し、「砂川・赤平市街」方面に進みます。


勾配 6%の上り坂が続きます。


水平方向に100m進んだ時に、高さが6m高くなります。(反対方向からは低く) 角度は、約3.43度。

大したことない、と思われるかもしれませんが…。上がってきた道を振り返ると。


結構なもんです。
パーミルに換算すると60‰。鉄道車両も、登山鉄道やアプト式鉄道でもない限り、上がっていけません。と思ったのですが、都電荒川線の飛鳥山~王子駅前間が、なんと 66.7‰! 路面電車が上がっていけるとは驚きです。
そういえば函館市電も、函館駅前から十字街を通り谷地頭に行くまでの間に坂(ロマンス坂)があります。傾斜を調べたところ、56.3‰とのこと。路面電車は、坂に強いんですね。

<<<<< 間違って歩いた記録、ここまでです >>>>>

正しいコースに復帰(?)しました。
1.6kmくらい多めに歩いたようです。

「北海道加ト吉」の駐車場に人が集まっており、肉を焼いているような匂いが…。うーん、お腹が空いてきました。


ここで働いている方たちの慰安でしょうか?
最初は、何かのイベントと思っていました。

あれっ? 会社名が違いますね。


業務用冷凍コロッケ等を製造している「味のちぬや」となっています。
理由は、以下リンク先を。
・味のちぬや | 株式会社北海道加ト吉の全株式取得のお知らせ
業務用のシェアが高いためか、「ちぬや」さんを存じ上げておりませんでした。

根室本線と並行している「こもれび通」を進んでいくと、赤平を象徴する建造物が見えてきました。


「旧住友赤平炭鉱立坑櫓」です。貴重な炭鉱遺産です。
10年近く前、私がJRヘルシーウォーキングに参加を始めて間もない頃、赤平を歩いたことがあります。コースは、今回とほぼ同じ。
この櫓の横を歩いていた時のことです。車が止まったかと思うと運転席から女性が降りてきて、櫓に向かって手を合わせていました。事故か何かで、親しい人を亡くされたのでしょうか。
今でも、その時のことを鮮明に覚えています。

近くで見ることができます。


この建屋の前には、「赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設」があり、炭鉱に関する貴重は資料が展示されています。


赤平の出炭量がいかに多かったかが分かる説明がありました。


1960(昭和35)年には、赤平駅の一年間の貨物取扱量が日本一になったのですね。

このガイダンス施設では、実際に炭鉱で働いていた方の説明を受けながら、立坑櫓内部、そして少々離れた自走枠整備工場を見学できます。(有料となります)
・赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設

以下のサイトでは、立坑櫓内部をVRで見ることができます。
・炭鉄港ポータルサイト | 住友赤平炭鉱立坑櫓・周辺施設

こちらの記事も大変興味深いので、ぜひお読みください。
・Hokkaido Magazine KAEI | 元炭鉱マンが語る旧住友赤平炭鉱の記憶

ガイダンス施設の横には、「山本信夫氏像」があります。


山本氏は、住友赤平炭鉱の所長を務められた方とのこと。
炭鉱の近代化と地域経済の発展に尽力した功績と徳を讃え、立坑櫓が見渡せる現在の場所に銅像が建てられたようです。

隣にあるのは「魂碑」です。


この炭鉱で職務中に亡くなられた方を慰霊し、霊を祀っています。
狛犬が鎮座していることから。神聖な場所とされていることがわかります。

ガイダンス施設を後にして、「こもれび通」を進んでいきます。
右手に「交流センターみらい(赤平駅併設)」が見えてきました。こちらがゴールとなりますが、まだまだ歩きます。


 そして、左手に見えてくるのは、この建屋。



「ホッパー」跡かと思ったのですが、「原炭ポケット」跡のようです。
・原炭ポケット:
原炭(不純物が混じった状態の石炭)を、一時的に貯槽しておく施設。
・ホッパー:
選炭工場で不純物を取り除き品質を高めた精炭(製品としての石炭)を、貨車やトラックに積み込むために貯めておく施設。精炭ポケットともいうようです。

そして、この建屋がある横に「ズリ山」があるのです。



ズリ山階段の入口に行ってみます。


これを777段、上るのですか・・・。誘ってはきますが、


今回は辞退させていただきました。

歩いている先で、ハシブトガラスがやたら鳴いています。巣が近くにあるのかも?
足早に通りすぎます。すると、地面ではハクセキレイが、お散歩中。


ハクセキレイは、人が近づいても、それほど遠くまで逃げないことが多いです。人間の近くを、ある程度の距離を保って歩いていることもあります。
これは、人がいることでカラス等の天敵が寄っていないことを知っているから。とか、ハクセキレイ自身が飛翔能力に自信を持っており、何かあったらすぐに飛び立てられるから。等と言われていますが、どうなんでしょう?

「赤平公園」に着きました。




この公園は、桜の名所だそうです。
桜の咲く4月下旬~5月上旬に歩いてみたいですね。

「こもれび通」に戻り、この信号のある交差点を右折します。


本日2度目の根室本線越え、というか、下をくぐります。


右手の柵越しに、「赤平神社」が見えてきます。そして、柵が途切れたところに門柱があり「横参道」の文字が。


表参道や裏参道はあっても、「横参道」は珍しいのではないでしょうか?
こちらの横参道は、参道と名前が付けられているものの、どちらかというと境内への出入口という感じでした。

表参道は、こちら。


空知川に架かる「赤平橋」を渡ります。車道と歩道の橋が分かれている併用橋となっています。


橋の上から見る空知川(上流の富良野方向)。


水の流れより、お空が気になります。今にも雨が降り出しそうです。

橋を渡り、最初の信号のある交差点。ここが、基本コース(直進)とショートコース(右折)との分岐点です。


うーん、雨が心配。ここは、ショートコースを選択することにしました。

空知川と並行する道を進み、


ここを右折し、空知川を再び渡ります。


これから渡る「虹かけ橋」の袂(たもと)に、空知川の説明板がありました。読んでみましょう。


正面奥に、赤平駅(交流センターみらい)が見えてきました。


そして、一旦ゴールしました。

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雨が降りそうだったので、参加証明を後にして、行きたかったところを目指します。

駅近くの昭和を感じさせてくれる「やすらい通り」に入ります。


この通りにあるお店で、「がんがん鍋」をいただいたことがあります。
・過去記事:【がんがん鍋 ~ 赤平〈八千代寿司〉】

今回の目的地は、こちら「珍来」さんです。


数年前から、赤平を歩くことがあったら絶対行こうと思っていたお店でした。

お目当ては、ヘルメットトンカツラーメンです。
ちなみに、普通のトンカツラーメンと量や値段など、何ら変わりはありません。器(どんぶり)が違うだけなのです。


来ました。


トンカツは、揚げたてです。あっさりした醤油味のスープに、トンカツの旨味が交じり合い、おいしいラーメンとなっていました。最近、肉を重く(?)感じるようになってきた私ですが、最後までいただけました。

どんぶりの底には、


「ふつーにスープ飲めちゃう」。

これに関しては、以下リンク先の記事で。
・HTB北海道テレビ | ちょっと、藤村さんどこ行くの? -店長の話

お腹が満たされ外に出ると・・・雨。
急いで、預かっていただいたお土産を取りに「日高屋」さんに行き、そして赤平駅へ。


参加証明を受けて、本日初の列車に乗り込みます。


えっ、今日初めて??
そうなんです。札幌から赤平(駅前)までは、北海道中央バスの「高速ふらの号」を利用したのです。平日で「一日散歩きっぷ」等を使えない場合は、このバスは重宝します。乗換なしで、札幌から赤平に行けますからねぇ。
これからの時期、富良野のラベンダーシーズンになると、「高速ふらの号」は混雑が予想されます。赤平から札幌方面へも乗ることができますが、満席で途中乗車できない可能性もあります。どうかお気を付けください。

列車に乗り込みます。キハ54形、久しぶりです。
席は大部分埋っています。しかし、前面展望が楽しめるスペースが空いていました。私はそこで、滝川駅までの10数分を過ごすことにしました。

(函館本線との合流地点で)

滝川駅に着いて、今度はバスに乗り換えます。
JRでないのかい! というツッコミが聞こえそうです。
ここ滝川駅前から中央バスの「高速たきかわ号」や「高速るもい号」に乗車し途中のバス停で下車すると、徒歩20分程度で帰宅できるからなのです。

バスを降り、環状北大橋を歩いていると。


夕陽がきれいでした。

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最後に、まとめ(みたいなもの)を。
今回も、新たな発見があったり、おいしいものに出会えたりと、楽しいウォーキングでした。
赤平は、なかなか行くことのない“まち”かと思います。実際に歩いてみると、いろいろと見どころがありました。 一度は歩いてみることを、おすすめします。
そして、傘や合羽など雨具の用意もお忘れなく。

この記事が、赤平を歩く際のお役に立つことができれば幸いです。

ウォーキング、あるいは、お散歩。楽しみましょう!

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