2025年5月20日火曜日

【炭鉱歩き ~ 旧北炭夕張鉱業所「大新抗」】

5月18日(日)、NPO法人炭鉱の記憶推進事業団主催の炭鉱歩きが開催されました。場所は、旧北炭夕張鉱業所の二砿四区「大新坑」です。

・NPO法人炭鉱の記憶推進事業団  |【申込終了のお知らせ】「大新坑」を訪れるぷらぷら歩きスペシャル

関係各所の正式な許可の下で訪問しております

夕張市石炭博物館の第二駐車場を10時にスタートします。ガイドさんやスタッフを含めて、総勢41名です。

現在では使われていない「夕張石炭の歴史村」の敷地内(立入禁止区域です)を通っていきます。「バリバリ夕張」というキャッチフレーズが印象のテレビCM、北海道ではお馴染みでした。


この橋、老朽化で下が抜けそうな橋でした。慎重に渡ります。

石炭の掘り方については、こちらで事前に知っておくとよろしいかと思います。
・NPO法人炭鉱の記憶推進事業団 | 石炭の掘り方

早速、坑口が見えてきました。


要所では立ち止まって、ガイドさんから説明を受けます。メモを取らず聞いていただけなので、主に画像中心となります。(間違ったことを書いてしまう可能性もあるので)

今は使われていないゴーカートのコースを上がっていきました。


路面には、かなりのカント(傾斜)がついています。上る(下りる)のもキツイし、もしゴーカートを運転しているのなら怖いかも。

ここから本格的に山に入っていきます。途中には、ヒグマの〇〇が落ちていました。

こちらの施設、「砂壜(すなびん)」という砂の貯蔵庫です。


坑内の自然発火を防ぐため、砂を撒いたそうです。

こちらは、立坑(竪坑)に通じる隧道の坑口です。



立坑の一番上まで石炭を運ぶのではなく、途中から水平に接続するこの隧道(長さ300m)から(石炭を)地上に出していました。

近くにあったのは、ドーム型の建屋跡。


坑口との位置関係は。


制御機器が設置されていたとのこと。


日立製ですね。


こちらは、四区排気風道です。


ターボ型のファンが設置されていたそうです。

近くには、坑口神社(跡)がありました。


立坑付近に移動しました。


こちらは、「繰込所」。


鉱員の入出抗を管理した建物です。

扇風機です。


通気のため坑内の空気を吸いだすために使用されました。

竪坑の巻上機が設置されていた施設。


見学を終え、下山します。

再び、「夕張石炭の歴史村」内を通ります。
ゴーカートのコースですが、この角度は・・・。車でも恐ろしい!


使われていない施設の数々。



こちらはSL館。(使われないのは)勿体ないような気がします。


14時近くに、スタート地点に戻ってきました。
途中、足場の悪いところや、藪をこぎながら歩くところもありましたが、参加者全員が無事に生還(?)しました。お疲れ様でした。
炭鉱に詳しくない私ですが、十分に楽しめました。

最後に、今回のガイドを務めた方のホームページをご紹介します。「大新抗」についても詳しく説明されているので、ぜひご覧ください。

・北の細道 ~ 鉱山跡・廃坑跡の探検

2 件のコメント:

  1. ほら!好奇心旺盛な散歩です!サイトは非常に貧弱に維持されているようです: 滝に注意してください!それは、我々はリスクなしで旅行しないようだ: 私はフランスでは、サイトの所有者は、人々がこれらの場所を訪問できるようにすることが許可されるかどうかわからない、私たちとすべてが事故を避けるためにバリケードされています。 It’s は黙示録的な風景のようなものですね?いずれにせよ、それは非常に重要な産業証言を見る絶好の機会です、あなたの記事は私にたくさん興味を持っていました。また、フランス北部にも多くの炭鉱がありますが、現在は 20 世紀末から閉鎖されています。そして、いくつかは排尿することができますが、非常に小さな部分です。
    ラーメンを売るトラックはない?(no I’m joking!) すぐに次の記事を読む。

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    1. ※ Philfffさんは、母語であるフランス語で書いたものをGoogle翻訳で日本語にし、コメントされています。

      コメントありがとうございます。
      タイトルに「炭鉱を歩く」としましたが、実際は炭鉱跡なのです。誤解を招いたかもしれませんね。
      今回のイベントを主催したNPO法人は、かつて北海道、そして日本の経済発展に大きく貢献した石炭・炭鉱の記憶を絶やさないような活動をしている団体です。日本語のホームページとなりますが、よろしければリンク先をご覧ください。
      ・NPO法人炭鉱の記憶推進事業団 https://soratan.or.jp/

      関係各所からの理解を得られ許可されれば、今回のような立入禁止区域でも訪問できます。歩きにくいところがあるのは仕方ないにしても、怖いのはクマの存在です。これだけ人数(総勢41名)がいれば出てこないとは思いますが、1人や2人ですと訪れることをためらうでしょう。
      炭鉱の遺構はかなり朽ちていますが、貴重な産業遺産を見ることができたのは良かったと思っています。

      ところで、ラーメンを売るトラックがあったら・・・クマがやってくるかも??

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