2025年5月31日土曜日

【2025年JRヘルシーウォーキング参加記〈鵡川駅〉~ バードウォッチングや遺構・遺跡見学も】

※ 2025.8.10更新。追記しました。

むかわ町、自然豊かな町です。“恐竜の町” としてご存じの方も多いかと思います。この町を、5月下旬に歩いてきました。
昨年までと異なり、今年からNEWコースとなりました。楽しみです。

・コースマップはこちらです。(新しいウィンドウで開きます)

今回は道の駅「むかわ四季の館」をスタート・ゴールとし、鵡川駅を経由しました。なぜでしょう? JRを使わず車で行き、車を停めるためでした。(JR北海道さん、ごめんなさい)

こちらが、その駐車場です。

道の駅ですが、ホテルや温泉、大ホールやプールを備えたスポーツジム、さらに図書コーナーもあるなど、総合施設となっています。

※  鵡川コースに地域イベント情報が追加されました。 
7月1日以降にJRを利用してヘルシーウォーキングに参加された方のうち、先着300名が「むかわ温泉」に無料(通常、大人520円)で入浴できるとのことです
アンケートに答えて、JRのきっぷを見せるという条件があります。(JR日高本線の利用促進調査事業として実施されます)
歩いた後は、温泉でのんびり。列車だと、風呂上りに一杯も可能。良いですね。

出発です。基本コース、行きます。
ここからそれほど歩かないところに、鵡川厚生病院がありました。

このような総合病院があると、地域にお住まいの方も安心かと思います。

そして、鵡川駅へ。

先ほどから、“むかわ”を平仮名や漢字で書いています。まちの名前は「むかわ」、駅名は「鵡川」です。

※ 2006(平成18)年3月27日、穂別町、鵡川町が合併し「むかわ町」となりました。

むかわ町といえば、ししゃも!

10月上旬、40日間という短期間に漁が行われています。

消防署の敷地内には、むかわ竜(?)が。

火事が起きないよう目を光らせています??

中心部を抜けて国道235号線を歩いていると、気になるプレートがありました。

下を見ると。

日高本線「鵡川~様似」間の廃線跡がありました。

そして、ししゃもが遡上する川、鵡川です。


サケも遡上し、ヤマメが海に下りサクラマスとして上がってくることもあるそうです。

川を渡ったら右折。左岸の堤防上の道を進みます。

風が強くなり、曇り気味のお空となってきました。(確か、明日は雨の予報)

道の右側は、広い河川敷で緑が豊か。

一方、左側は農業地帯です。


米の苗作付中でした。

この辺り、長閑(のどか)です。遠くからカッコーの鳴き声が、風に乗って聞こえてきます。他、オオヨシキリやコヨシキリなど草原の鳥の声も。双眼鏡持参で鳥見(バードウォッチング)をしたら、かなりの種類を見ることができるのではないかと思います。

※ 基本コースでは通りませんが、ショートコースでは鵡川河口の干潟に行きます。時期が合えば、多くの水鳥を観察できるでしょう。

何か見えてきました。

鉄道遺構、旧日高本線「鵡川橋梁」です。

近くで見たいがためにここまで来ましたが、この先は行き止まりです。コースは、この手前から河川敷に下りることになります。



ここ、右方向に進みますよ。

橋梁間近で。


真下から上を見ると…。


河川敷の道を進んでいきますが、カーブのところで車とすれ違いました。堤防上そして河川敷で一台のみ。見通しが少々悪いところで少々びっくりしました。(ドライバーも驚いた?) このようなところに車が来ないと思わず、注意して歩きましょう。

まっすぐ進みそうですが、ここを左折します。


堤防に上がっていくのですが、ここで大きめの鳥が足元近くから飛び立ち、再びびっくりしました。写真は撮れなかったのですが、キジでした。歩いているキジを見たことはありましたが、飛んでいるのは初めてでした。(キジも、こんなところに人が来たので驚いたでしょう)

堤防に上がりました。いま来た道は、画像ではU字状部分しか写っていませんが、S字状になっています。


海が見えてきました。太平洋です。


河口方向を見ると。


厚真町にある「苫小牧東港」のクレーン施設を見ることができました。


撮影地点から直線で10kmのところに位置しています。

戦争遺跡のトーチカが残っていました。「鵡川河口トーチカ」です。



※ むかわ町の隣町、厚真町の学芸員によるトーチカの説明があります。

貴重なものを見ることができました。戦争について考える機会を与えられたように思います。世界中で紛争が絶えません。一日でも早く、平和な世の中になることを願ってやみません。

〔2025.8.10追記〕
約30年前に自治体が文化庁に報告した「戦争遺跡」のうち約2割が現存していない、とNHKが報じました。

・教訓伝える「戦争遺跡」約2割が残存せず 継承するには…

むかわ町のトーチカは登録されていないようです。


さて、港方向に歩いていくうちに、オオジシギの声と羽音が聞こえてきます。姿を探しましたが、見つけることができません。

※ オオジシギとは
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%B8%E3%82%B7%E3%82%AE

鵡川漁港に着きました。

漁港を離れて歩いていくと、「住吉神社」がありました。

さらに歩いていくと、またもやオオジシキの出す音が。今度は、姿(ディスプレイフライト中)を確認。日本には夏鳥として、オーストラリアから約7.000kmの距離をノンストップで飛行し渡ってきます。凄いパワー(エネルギー)を秘めた野鳥です。

このような草原が、生息地です。

旧日高本線「汐見駅」ホーム跡がありました。


反対方向からも撮ってみました。


今でも道路横を列車が走っているような雰囲気ですね。


こちらにもトーチカが。「チンタ浜踏切トーチカ」です。



縄文時代の遺跡(跡)でしょうか?


歩いていくうちに、集落が。沿道にはシバザクラ植えられており、和みます。


こちらは「汐見公園」です。


マップに唯一、トイレの印(マーク)がありました。ここ辺りで、ゴールまで4kmくらいでしょうか?

お馬さんが一頭、放し飼い。


結構離れていましたが、私に気づいたのか、こちらを警戒?


よく見ると、こちら(道路側)に柵はありません。逃げ出したりしないのでしょうか?(繋がれているのかも繋がれているようですね)

「鵡川大漁地蔵堂」に着きました。

〔2025.6.3画像追加〕


※ 「鵡川大漁地蔵尊」(通称イモッペ地蔵)が正しいようです。
参考:むかわ町の指定文化財

植えられている「公孫樹(いちょう)」。


説明はこちらです。


「アイヌ碑」もありました。


残り3kmとなりましたが、ちょっと疲れが…。お腹も空いてきました。そんな時、目の前にこのお店が出現。


「ラーメン寳龍」さん、むかわ店です。

ウォーキング途中は、ヘビー(?)なものを食べないのですが、本日は別。休憩を兼ねていただくことにしました。


みそラーメン、美味しくいただきました。疲れも(かなり)取れたような感じです。

食後ということもあり、ゆっくり歩きました。

ここを右折したら、今回のゴールである道の駅(本来は鵡川駅)は目前です。


道の駅に着きました。基本コース、完歩です。


今回の鵡川駅発着コースは、「鵡川の自然と歴史を感じるウォーク」と謳っていますが、その通りでした。参加して良かったです。

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帰りに、むかわ町でお土産を購入しました。「ケーキショップ おのでら」さんの “むかわ竜まんじゅう” です。


ししゃも醤油を使った、まんじゅう。1個110円。美味しかったです。

ケーキ店とはいえ、焼き菓子や和菓子も豊富です。むかわ町で作っているお菓子をお望みなら、こちらを訪れてみてはいかがでしょう。

・ケーキショップ おのでら

2025年5月26日月曜日

【2025年JRヘルシーウォーキング参加記〈沼ノ端駅〉~ 雨降りの中、歩きました】

※ 2025.5.27更新。画像を追加しました。

沼ノ端駅?? 苫小牧駅の1つ札幌寄りの駅となります。普通列車と「札幌~東室蘭・室蘭」間を結ぶ特急すずらん号も停まります。5月25日(日)、この駅をスタート・ゴールとするイベントウォークが開催されました。

天気は・・・雨。予報では、休むことなくずっと降っている模様。これはもう観念して、濡れてもいいように準備をします。基本コースでは未舗装のところもあるようなので、長靴を履きました。

ウォーキング前、沼ノ端駅に入線する札幌方面から苫小牧行きの普通列車を撮りました。

南口と北口を結ぶ連絡通路から。ガラスに付いている雨粒から、結構雨が降っていることがお分かりになるかと思います。

スタートしましょう。

・今回のコースマップです。(新しいウィンドウで開きます)

駅北口を出ると、いきなり基本コースとショートコースのどちらを選ぶかを求められてしまいます。


基本コースへ。線路(室蘭本線)と並行する「そよ風と遊ぶ道」を進みます。


知人と歩くことになったので “基本” を選びましたが、一人だったら…。
線路を挟んで向かい側からは、カッコウの鳴き声が聞こえてきました。

雨降りということもあり、写真を撮ることは少なく、話をしながら歩いていきます。住宅街が途切れたあたりの草地で、私にとって馴染みのある音が聞こえてきました。


オオジシキの鳴き声と、急降下時に出る「ザザザザザー」という羽音です。

・オオジシギとは

昔は札幌郊外でも結構見ることができたのですが、草原(草地)の減少もあり、以前よりは見る機会が少なくなったように思います。

国道36号線と合流し、歩道を札幌方向に進んでいきます。


歩いていくと、「史跡 明治天皇行幸跡」がありました。


「道の駅 ウトナイ湖」に着きました。


ショートコースは、ここで折り返し。基本コースは、この先の観察路を通り「ネイチャーセンター」を目指します。

ウトナイ湖は、ラムサール条約に登録されています。ここの観察路に入る前には、靴底を消毒しましょう。


・ラムサール条約とは

・ウトナイ湖について

一部、湖畔を通ります。


木道が整備されているので、歩きやすいです。

しかし、木道が途切れると、このような道(路)となりました。


長靴を履いてきて正解? でも、ぬかるみは酷くはなく、普通(?)のシューズでも問題なく歩けたようです。

湖畔は樹木が豊かで、雨降りとはいえウグイスが素晴らしい声でさえずっています。


川も原始のまま?


ここは新千歳空港が近いこともあり、飛行機(本日は北寄りの風なので着陸機)が頻繁に上空を通過しています。野鳥と飛行機という “空を飛ぶもの” が同時に楽しめます。

「ウトナイ湖 ネイチャーセンター」に着きました。


中に入り、展示物や掲示物を拝見しました。オオジシギの説明に力を入れていたことが、個人的には嬉しかったです。ネイチャーセンターに伺ったのは、20年ぶりでしょうか。今度は、晴れた日に訪問したいですね。

〔2025.5.27画像追加-----------------------------------------------
ウトナイ湖ですが、日の出の時間帯は幻想的です。(2015.12撮影)


撮影時(12月下旬)、ウトナイ湖のある苫小牧の日の出時間は7時くらい(6:59~7:03)となっています。
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見学を終え外にでると、雨足が強くなっていました。今日は、雨が強くなったり弱くなったりを繰り返し、止むことはなさそう。

あとは、ゴールを目指すのみ。途中、「風おとの道」を通ります。


そして・・・。


この頃は、雨がかなり弱くなっており、傘をささなくても大丈夫なくらいでした。

沼ノ端駅に戻ってきました。ゴールです。


今回の写真撮影は、デジカメではなくスマホを使いました。撮影の度に雨に当たったためか、画像が白黒になってしまいました。壊れた?! 10分くらいしたら元に戻り、カラーで撮れるようになりました。良かったぁ。