ラジオを聞いて(聴いて)いますか?
今やスマホでラジオを聞ける時代です。 使わなくなったラジオが、家のどこかで眠っているかもしれませんね。
昔ながらのダイヤルを回して選局するタイプ ELPA ER-C74T
(でもこのモデル、中身はデジタル式なんですよ)
567kHz-NHK札幌局受信中。
あるいは、簡単に周波数を合わせられるデジタル式 TECSUN PL-380
こちらも、567kHz-NHK札幌局受信中。
そもそもラジオを持っていない人も多いかもしれませんね。
そんな存在感が薄くなったラジオを目覚めさせて、電波の世界をお散歩してみませんか? そして、どうせならネットで放送していない局を聞いてみるというのはどうでしょう?
極東ロシアのハバロフスクに、音楽がメインで時々(毎正時?)にニュースを流すという、独立系民間ラジオ局があります。局名は“Radio Vostok Rossii“(東ロシア放送)。名前だけ聞くと堅そうなイメージを持たれるかもしれませんが、音楽メインでローカルニュースも流すというラジオ局です。番組の雰囲気は、AFN(米軍放送網)に近いかも…。
・AFNとは
頻繁に出る局名アナウンスやニュースは、もちろんロシア語です。ただ、ほとんどの時間、洋楽が流されるので(U2の曲がかかっていることもありました)、言葉が分からなくても楽しめるかと思います。
周波数は、中波の765kHz。
ご存知の方もおられるかと思いますが、中波は夜間遠くまで電波が飛ぶのです。
理由は・・・総務省のサイトで、非常に分かりやすく解説していました。
この局も、日没とともに入ってきます。
近く(774kHz)に出ていたNHK秋田局第2放送が廃止になったことなどにより、邪魔(?)するものがなくなり、聞こえるようになりました。
どのように聞こえるのか、録音で紹介しましょう。
(1) まずはPL-380から。9月18日20時過ぎ、女性によるトーク(ニュース?)の後、男性による局名アナウンス。(ベランダで受信しました)
※ 局名アナウンスは、「ラージオ・ヴァストーク・ラシーィ」のように聞こえます。
(2) 周波数を合わせるのに慣れが必要なアナログ選局式のER-C74Tでも、問題なく受信できました。9月30日の20時頃。局名アナウンスの後、女性によるトークがありました。(こちらもベランダで受信)
ハバロフスクと受信地である札幌との(都市間中心部の)直線距離は、約870km。東京と札幌との直線距離が約830kmなので、外国の都市としては、日本に近いですね。
そうとはいえ、ハバロフスクから20kWの出力で山や海を超えて来るので、電波は地元局と比べると強くはありません。
※ たとえば、在京局の100kWや在版局の50kWと比べると、出力は低いのです。
ノイズも多くなり聞きづらく感じるかもしれません。 しかし、そのことがかえって、遠くからの電波が空を伝わって、ダイレクトにラジオに飛び込んで来るのを実感できるのです。
この中波による放送は、今年末を目処に終了し、FMに移行することが決まっています。そうなると、基本的に日本で受信できなくなります。
※ 異常伝播で、ロシアに限らず遠方のFM局が聞こえることもあります。
秋の夜長、受信にチャレンジしてみませんか?
〔受信する際、気をつけてほしいことを挙げておきます〕
・番組終了は、21時のようです。
・ノイズを発生する電化製品から離れたところの窓際に、ラジオを設置しましょう。
・ よく聞こえない場合は、可能ならラジオを持ってベランダ等の屋外に出てみましょう。
・アナログ選局の場合は、周波数を合わせるのは苦労するかもしれません。また、ラジオの周波数表示は結構ずれており、あてにならないこともあります。そして、765kHz近くには810kHzでAFN東京が出ていますので、どうかお間違いのないように。
・受信する場所の地理的要因や周辺環境(周囲をビルに囲まれている等)で、聞こえないこともあります。
・月刊短波 | Radio Vostok Rossii

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