昨年(2024年)の8月中旬、夕張に行った際、鹿ノ谷駅を訪問しました。
廃止になった駅なので「旧鹿ノ谷駅」ではないの? そのように思われるかもしれません。
駅名板をご覧ください。新しくなっています。
以前は、こうでした。
ここは2019(平成31)年4月1日に廃止されたJR石勝線夕張支線の駅でした。では、新しい駅名板が取り付けられたのは何故なのでしょう?
入口に貼られた掲示物を見ると…。
鉄道駅としての本来の役割は無くなりましたが・・・駅なのでした。
そういえば!と思い、調べたところ、「鹿ノ谷駅再生プロジェクト」がありました。鹿ノ谷駅の廃駅後、JR北海道から夕張市の有志が設立した「合同会社鹿ノ谷駅」へ駅舎が無償譲渡され、駅舎の補強工事や復元工事に着手。昨年(2023年)10月14日、「鉄道の日」に新生鹿ノ谷駅として開業したのです。
以下、参考リンクです。
⚡︎レスポンス「2019年に廃止された石勝線夕張支線の駅が復活…復元作業が進む旧鹿ノ谷駅を公開 6月24日」
・一般社団法人リスタート夕張「23/10/14 鹿ノ谷駅 開業記念フェスタ」(リンク)
中には入れませんが、「ホーム・線路は自由にはお入りください」とのことなので、お邪魔します。
駅名標も新しくなっていました。
線路のサビを別とすれば、今でも列車が走っていそう。
これも新たに取り付けられたものでしょう。
実際に夕張鉄道があった頃は、このような案内板が設置されていたのでしょうね。
こちらは?
下の画像は、鉄道駅が廃止される約7ヶ月前に撮影したもの。これが写っていませんね。
驚くのは、駅構内(だったところ)の広さ。
何本もの線路が敷かれていた筈。ネットで探したら、1964年(昭和39年)当時の画像が載ったページが出てきました。夕張鉄道の機関庫もあったとのこと。
・参考リンク:夕張360°「旧鹿ノ谷駅」
跨線歩道橋の上から駅舎方向を見ると。
広さが、より伝わってきます。下に道が見えますが、これは夕張鉄道の線路跡を転用したサイクリングロードです。
駅舎の保存への取り組みに感謝しています。今後どのように活用されるのか、楽しみにしています。
※ 今年(2024年)も10月12日に、「鹿ノ谷駅秋まつり』というイベントが同駅で開催されました。(参考リンク:鹿ノ谷駅再生project)
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記事を一旦書き終えたのですが、10月27日に夕張に行く機会があり、「鹿ノ谷駅」でイベントを開催していることを知り寄ってみました。
ハロウィン目前なので、オレンジ色の風船が入口を飾っています。
子どもたちが元気よく駅舎へ。このような光景、良いですね、
中では、仮装したスタッフが、来場者の対応をしていました。(撮影とブログ掲載の許可をいただきました)
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