※ 11月5日夜に投稿後、数点の資料を追加しました。
今年10月の連休中、「炭鉄港 3DAYS Weekender」という炭鉄港イベントが、北海道内10市4町で開催されました。
・炭鉄港ポータルサイト | 「炭鉄港 3DAYS Weekender」で実施するイベントについて
興味深いイベントが、たくさんありました。私はその中から、岩見沢の操車場跡を見学することにしました。
札幌から旭川方面行きの列車に乗車し、上幌向駅を過ぎて右手から線路(室蘭本線)が近づいてきて函館本線と並行するようになりますが、その時に進行方向右側に広大な空き地が見えてきます。それが岩見沢駅近くまで続きますが、。その長さは約2.5km。この空き地が、岩見沢操車場跡なのです。
そこで疑問が…。そもそも操車場って何ですか? そのような方が多いかと思います。
大雑把に説明すると、“見た目”はJRの貨物駅(貨物ターミナル)に近いものでしょうか。貨物の拠点という共通点はありますが、貨物駅と操車場では役割が違うのです。
ご興味がある方は、Wikipediaなどで説明がありますので、参照していただけたらと思います。
・操車場(鉄道)
・日本の貨車操車場
岩見沢操車場跡の説明はこちらとなります。
・炭鉄港ポータルサイト | 岩見沢操車場跡
10月12日、雨の降る中、訪れました。
高さ4mの櫓が組まれていました。
受付を済まし(見学は無料)、お借りしたヘルメットを着用。頭や足元に気をつけて上ります。
一番上の展望スペースでは、360°遮るものがなく抜群の眺望です。これで晴れていたら…。昔の写真も掲示されていました。
櫓の位置ですが、
東(岩見沢駅)方向を眺めると、
反対側の西(札幌駅)方向は、
かつては、こうでした。
構内配線略図も掲示されていました。規模の大きさが、なんとなく分かるかと思います。
※ この略図は、『岩見沢駅90年史』に掲載されています。(この図を引用したブログもあり、そこでは鮮明に見ることができます)
南方向は、
北方向です。櫓の比較的近いところには、函館本線・室蘭本線が通っています。
函館本線を札幌方面に向けて走行中の列車。(撮影失敗)
後から気づいたのですが、走行中の列車は“化け物気動車”といわれているのキハ201でした。
当日は、実際に蒸気機関車(SL)を運転し貨車(石炭車)を牽引していた国鉄OBの方が、給水地点にSLをびったりと着けるのが大変だったことなどを、話されていました。
※ このイベントが実施されたのと時を同じくして、岩見沢駅近くの「そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター」で石倉写真展が開催されていました。そこに掲示されていた資料に、上記のことが書かれていました。
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普段立ち入ることができない操車場跡の見学、楽しめました。
炭鉄港のイベントは年間を通して行われているので、参加されてみてはいかがでしょう。
※ 当ブログに「炭鉄港ポータルサイト」のバナーを貼っています。そこからサイトに入ると、炭鉄港に関する各種情報を入手できます。ご活用いただけたら幸いです。
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