※ 2025.12.1更新。追記しました。
私事ですが、ラジオを聴くのが好きです。「聴く」というか「聞く」という感じでしょうか。どちらかというとBGM代わりとなっています。
20年くらい前までは、BCL活動にも熱心でした。BCLって?? Broadcasting Listenersの略で、放送を聴くだけではなく、受信報告というものを放送局に送り、ベリカードを集めていました。
受信報告とかベリカードとか、ワケのわからない言葉が出てきました。簡単に言うと、自分が聴いた放送局の番組内容(どのような事を話していた、とか、かかった曲は…等)と、受信状態や使用したラジオ、感想などを書いた報告書を局に送ると、お礼としてベリカード(受信確認証)を貰えるのでした。(必ず、ではありませんでしたが)
これがベリカードです。
上のカードにご注目を。HBCラジオは、かつてAMステレオ放送を実施していたのです。対応の受信機(ラジオ)も販売されていました。それを使って野球中継をイヤホンで聴くと、レフト側とライト側の音が分かれているためか、臨場感がありました。
一週間くらい前になりますが、HBCラジオを聴いていたところ、苫小牧ラジオ局が運用終了するという告知を耳にしました。私は(札幌在住なので)札幌局からの電波を受信しており、苫小牧局が無くなっても問題はないのですが、気になったので調べてみました。
※ 以前の職場では、最低でも月1、2回は車で苫小牧に行くことがありました。仕事帰りには、苫小牧局からの放送がどこまで受信できるのか、カーラジオで試したものでした。
・HBC北海道放送 | 苫小牧ラジオ局 運用終了に関するお知らせ
サービスエリア図を見ると、苫小牧局が廃止になっても、札幌局(AM1波・FM1波)と室蘭局(AM1波)でカバーされるので、影響は少なそうです。最初のうちは、どの周波数に合わせて聴くか迷うかもしれませんね。
今年12月1日正午をもって終了とのことですが、12時の時報をもって「プツッ」と電波が途切れるのか、電波は出ていても音声は無い状態(無変調)が続くのか…。また、苫小牧局独自の番組はありませんし、終了直前(正午の時報前)はCMが流されているので、運用終了のアナウンスはないことが考えられます。
苫小牧ラジオ局の送信アンテナですが、JRヘルシーウォーキングで歩いている時に、見たことがありました。(画像が見つからなかったので、撮影していないようです)
・JR北海道 | JRヘルシーウォーキング 2021 開催!
樽前山神社の隣に位置しています。Googleのストリートビューに、アンテナの鉄塔が写っていました。(自宅に居ながらにして確認できるので、便利ですね)
こちらの画像は、札幌局の電波を出している江別送信所です。20年前に撮っていました。AM放送のアンテナは、大体このような感じです。
最近は、ラジオを聴く人がめっきり減っているようです。ラジオには、面白い(興味深い)番組がたくさんあるので、ネットに出ている番組表などを参考に、聴いてみてほしいなぁ、と思っています。
日本国内のラジオ放送は、一部のコミュニティ放送を除けばスマホやパソコンで聴けるので、ラジオを持っていなくても大丈夫ですよ。
〔2025.12.1追記〕
時間が取れたので、苫小牧局終了(閉局)の瞬間を聴いてみることにしました。さすがに苫小牧には行けないので、札幌市内東区の某所で。
苫小牧方向を見ても、高い建物(障害物)やノイズ源は無し。 ここは、電離層反射による遠距離受信を期待できない昼間でも、かなり遠方の中波局を受信できるのです。
あっ! ラジオ忘れた!! 仕方ありません。カーラジオで聴くことにします。(カーラジオは、感度の良いものが多いですよ)
HBCラジオ苫小牧局の周波数 801kHzに合わせると、HBCラジオの番組が聞こえてきます。(当たり前) 出力は100Wと低いこともあり、聞き取るには厳しいような状態です。
放送終了の正午を過ぎると、放送終了に関してのアナウンスが出ました。そして、今後は室蘭局や札幌本局を聴いてほしい旨の案内なども。
12:01過ぎには、苫小牧局のコールサインや局名アナウンスの後、「これで送信を終了します。まことにありがとうございました」で終わり。放送終了という貴重な場面に、ラジオを通して立ち会うことができました。




こんにちは、マルクールさん。確かに今はスマホでラジオが聴けるようになりましたね。ラジオは時代遅れになってしまいましたね。物としての魅力があったのに、残念です。
返信削除良い一週間をお過ごしください!
Philfffさん、コメント、ありがとうございます。
削除日本の公共放送であるNHKは、現在ラジオ第一(AM)、ラジオ第二(AM)、FMで放送していますが、来年4月1日からはラジオ第二が廃止されます。また、民放AMラジオ局のほとんどは、2028年にAMからFMに移行する予定となっています。リスナーの減少、スポンサーも減少(NHKは除きます)、そしてAM送信にかかるコストの問題などがあり、ラジオ局は生き残りを考えているようです。
日本は自然災害の多い国なので、ネットに依存しない電波による情報伝達ができるラジオ(放送)は、無くならないと思っています。