2024年12月1日日曜日

【札幌~盛岡をバス+フェリーで移動~〈なかよしきっぷ〉】

いきなりですが、札幌から盛岡まで(逆もですが)移動するとなると、交通機関は何を使われますか? 在来線特急で新函館北斗駅まで行き、そこで北海道新幹線(新青森駅からは東北新幹線となりますね)に乗り継がれる方が多いのではないでしょうか。

その方法が一番楽かと思いますが、今回は別の交通手段をご紹介します。それは、バスとフェリーで移動するというもの。両方がセットになったお得な「札幌・盛岡 なかよしきっぷ」があるのです。お値段は、8.400円。

・シルバーフェリーのホームページに説明があります → 「なかよしきっぷ」(リンク)

札幌から苫小牧フェリーターミナルまでは、北海道中央バス「高速とまこまい号」を利用。苫小牧港~八戸港は、川崎近海汽船のシルバーフェリーに乗船。八戸フェリーターミナルから盛岡駅・盛岡バスセンターへは南部バス「八盛号」に乗車します。

時刻は、以下の通りです。

札幌駅前発 20:30発 → 苫小牧フェリーターミナル 22:25着 / 23:59発 → 八戸フェリーターミナル 7:30着 / 8:00発 → 盛岡駅西口バスターミナル 10:58着・盛岡バスセンター 11:13着

※ 昨年(2023年)秋、札幌駅前のエスタ1階にあったバスターミナルは、再開発のため閉鎖されました。そのため、札幌駅南側の広い範囲の路上に、仮設のバス停が設置されています。わかりにくいので、乗車前にホームページ等で乗り場を確認されることを、おすすめします。

・参考リンク:札幌市「札幌駅周辺バスのりばご案内(令和6年10月現在)

今年の11月1日に利用してみました。三連休の前夜ということもあり、かなりの混みようです。乗車した中央バスは、補助席を含めて満席。乗れなかった人も多数おり、増車されました。(途中のバス停で待たれていた方は、後続のバスに乗車するよう案内されていました)

◎ 連休前など混雑が予想される時期には、始発の札幌駅前のバス停に、早い時間から並ばれる方がよろしいかと思います。(苫小牧行きは、室蘭行きと同じバス停です。並んでいる人の多くが、室蘭行きに乗車する場合もあります)

バスは、定刻より3分遅れて苫小牧フェリーターミナルに到着です。紙のチケット以外の人は、スマホで運転席横のQRコードを読み取り、それを運転士さんに見せて降車します。

◎ スマホのプライバシー設定で、電子チケットを表示しているプラウザが(スマホの)カメラへのアクセスを許可していないと、読み取ることができません。そのような場合、少々慌てることになり、降車に時間がかかります。どうかご注意を。最終的に読み取ることができなくても、救済手段はありますので、大丈夫ですよ。(実は、私も読み取れなかった一人でした)

フェリーターミナルに入り、自動発券機で乗船券を発券します。

スマホチケットだと、発券の際もQRコードをかざすだけなので、楽ですね、部屋をグレードアップしたい人で、予約の段階で済ましていない場合は、有人の窓口へ。

あとは、乗船時間が来るまで待ちましょう。

今宵の船、「シルバーティアラ」に乗り込みます。まずは宿泊スペースへ。(一旦横になってから撮影したので、シーツにシワが)

「なかよしきっぷ」では、2等室(いわゆる雑魚寝タイプ)が基本ですが、予約時点で混んでいたので、1.500円アップして2等寝台Bにしました。こちらは空いていました。(上段には誰も来ませんでした)

バルコニーに出てみます。こちらは、先ほどまで居たフェリーターミナル。

連絡通路の突き当り右側2階が、待合室でした。

こちらは港側です。

奥に見えるのは、出光などの石油関連施設。タンクが林立しています。

出航時間は真夜中の23:59ですが、眠くありません。そういう時は・・・。

寝酒、良くないんですけどねぇ。そして、おやすみなさい。

時刻は6:47。八戸港が近くなってきました。

写っているのは、三菱製紙八戸工場のようです。

八戸港に定刻通りに到着です。フェリーターミナルを出て、バス停に並びます。

乗車したバス車内で。


満席となることはなく、発車しました。八戸フェリーターミナルで、客が分散したのでしょう。

バスは、本八戸駅などを経由し、八戸自動車道・東北自動車道と進み、途中の「旗PA」で10分程度休憩。終点の盛岡バスターミナルへは、定刻より15分程度早く着きました。

降車の際、スマホチケットを運転士さんに見せます。QRコードの読み取りは、中央バスと違いました。(自分が座っている)前の座席のシートポケットに入っている案内に印刷してあるQRコードを、乗車(着席)したら読み込んでおくのです。こちらの方が良いですね。降りる時も、スムーズでした。

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盛岡からの帰りも、なかよしきっぷを使いました。船は「シルバーエイト」。全室、満室とのこと。私は2等室利用。1人1人が横になるスペースが指定されています。

この船には一般客も多数乗船していましたが、目立ったのは札幌市内の某高校の学生さん。スポーツ遠征の帰りでしょうか? 楽しそう。若いって良いですね。

10年近く前に「札幌・八戸なかよしきっぷ」を利用したことがあり、その使い勝手の良さから、また機会があればと思っていました。今回利用して、スマホチケットの導入や2等室の指定化など、さらに進化していました。バスとフェリーの接続時間も考慮されているので(一部便は除きます)、気軽に使えるかと思います。

※ バス乗り場では、苫小牧・八戸ともに外で20~30分程度は待つことになります。秋~春は寒く、冬は雪が降っていることも。季節により、防寒対策はお忘れなく。

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最後に、食事の話を。今回ではありませんが、八戸でお時間があるなら、旨い魚介類でもいかがでしょう。

こちら、「みなと食堂」さん。(以下の画像3枚は、2016.4撮影)


確かネットで見て、行きたいと思っていました。


いただいたのは、もちろん平目漬丼。


美味しくいただきました。

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