いきなりですが、札幌から盛岡まで(逆もですが)移動するとなると、交通機関は何を使われますか? 在来線特急で新函館北斗駅まで行き、そこで北海道新幹線(新青森駅からは東北新幹線となりますね)に乗り継がれる方が多いのではないでしょうか。
その方法が一番楽かと思いますが、今回は別の交通手段をご紹介します。それは、バスとフェリーで移動するというもの。両方がセットになったお得な「札幌・盛岡 なかよしきっぷ」があるのです。お値段は、8.400円。
・シルバーフェリーのホームページに説明があります → 「なかよしきっぷ」(リンク)
札幌から苫小牧フェリーターミナルまでは、北海道中央バス「高速とまこまい号」を利用。苫小牧港~八戸港は、川崎近海汽船のシルバーフェリーに乗船。八戸フェリーターミナルから盛岡駅・盛岡バスセンターへは南部バス「八盛号」に乗車します。
時刻は、以下の通りです。
札幌駅前発 20:30発 → 苫小牧フェリーターミナル 22:25着 / 23:59発 → 八戸フェリーターミナル 7:30着 / 8:00発 → 盛岡駅西口バスターミナル 10:58着・盛岡バスセンター 11:13着
※ 昨年(2023年)秋、札幌駅前のエスタ1階にあったバスターミナルは、再開発のため閉鎖されました。そのため、札幌駅南側の広い範囲の路上に、仮設のバス停が設置されています。わかりにくいので、乗車前にホームページ等で乗り場を確認されることを、おすすめします。
・参考リンク:札幌市「札幌駅周辺バスのりばご案内(令和6年10月現在)」
今年の11月1日に利用してみました。三連休の前夜ということもあり、かなりの混みようです。乗車した中央バスは、補助席を含めて満席。乗れなかった人も多数おり、増車されました。(途中のバス停で待たれていた方は、後続のバスに乗車するよう案内されていました)
◎ 連休前など混雑が予想される時期には、始発の札幌駅前のバス停に、早い時間から並ばれる方がよろしいかと思います。(苫小牧行きは、室蘭行きと同じバス停です。並んでいる人の多くが、室蘭行きに乗車する場合もあります)
バスは、定刻より3分遅れて苫小牧フェリーターミナルに到着です。紙のチケット以外の人は、スマホで運転席横のQRコードを読み取り、それを運転士さんに見せて降車します。
◎ スマホのプライバシー設定で、電子チケットを表示しているプラウザが(スマホの)カメラへのアクセスを許可していないと、読み取ることができません。そのような場合、少々慌てることになり、降車に時間がかかります。どうかご注意を。最終的に読み取ることができなくても、救済手段はありますので、大丈夫ですよ。(実は、私も読み取れなかった一人でした)
フェリーターミナルに入り、自動発券機で乗船券を発券します。
スマホチケットだと、発券の際もQRコードをかざすだけなので、楽ですね、部屋をグレードアップしたい人で、予約の段階で済ましていない場合は、有人の窓口へ。
あとは、乗船時間が来るまで待ちましょう。
今宵の船、「シルバーティアラ」に乗り込みます。まずは宿泊スペースへ。(一旦横になってから撮影したので、シーツにシワが)
「なかよしきっぷ」では、2等室(いわゆる雑魚寝タイプ)が基本ですが、予約時点で混んでいたので、1.500円アップして2等寝台Bにしました。こちらは空いていました。(上段には誰も来ませんでした)
バルコニーに出てみます。こちらは、先ほどまで居たフェリーターミナル。
連絡通路の突き当り右側2階が、待合室でした。
こちらは港側です。
奥に見えるのは、出光などの石油関連施設。タンクが林立しています。
出航時間は真夜中の23:59ですが、眠くありません。そういう時は・・・。
寝酒、良くないんですけどねぇ。そして、おやすみなさい。
時刻は6:47。八戸港が近くなってきました。
写っているのは、三菱製紙八戸工場のようです。
八戸港に定刻通りに到着です。フェリーターミナルを出て、バス停に並びます。
乗車したバス車内で。
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