今回は、JRヘルシーウォーキングの洞爺ウォークに参加した時のことを、振り返ってみようと思います。
北海道を代表する観光地の一つが洞爺湖(温泉)。ここの最寄りの駅が、洞爺駅です。駅から洞爺湖畔(洞爺湖温泉街)までは、バスで20分ほど。駅から山を超えて湖畔まで歩いていくという強者(?)も、いるようです。
洞爺ウォークは、毎年のように “いつでもウォーク” として開催されています。私は、2018年に参加しました。コースは、2024年開催と同じとなります。
・コースマップはコチラです。(新しいウインドウで開きます)
※ ウォーキングとは別の日に撮影した画像も載せています。撮影年月が無いものは、ウォーキングした2018.9に撮ったものです。
こちらは、スタートの洞爺駅。(2014.6撮影)
「北海道洞爺湖サミット」が開催されたのは2008年ですが、撮影した2014年の時点でも、説明板が設置されていました。
入江・高砂貝塚に着きました。(2022.7撮影)
こちらは、入江貝塚、高砂貝塚、郷土資料館が集まったところです。それぞれは少々離れたところに位置しています。
入江貝塚内にある施設。ここは通ってみましょう。(時間帯によって開いていないことがあります)(2022.7撮影)
足元のガラス越しに、保存されている貝塚を見ることが出来ます。(2022.7撮影)
ここを出て、北方向へ。ここから坂道です。しばらく歩いて、左に曲がり「板谷川8号橋」を渡るのですが・・・。私、直進してしまいました。5分くらい歩いて、間違いに気づいたのでした。
コースに戻ります。勾配がさらに急になります。車道(横の歩道)から離れ、「西山山麓火口散策路南口」から木道に入ります。
ここからは、目を疑う光景が。
有珠山が2000(平成12)年に噴火した際、被災した「旧とうやこ幼稚園」です。
有珠山は、1663年以降、だいたい20~30年おきに噴火を繰り返しています。350年前から噴火の記録があり、データの蓄積が多かったことから、噴火の予知が比較的しやすい山でした。そのため、2000年の噴火前に周辺住民などの避難が完了し、人的被害はありませんでした。奇跡的ではないでしょうか。
噴石などで、破壊されたのでしょう。中は、草木が生い茂り、自然に還ろうとしています。
もう1枚。
こちらは、園児送迎用のマイクロバスです。
道南バスも、被災しました。
バスの前には、噴石と思われるものが。これが当たったとしたら⋯。ゾッとします。
木道を進んでいくと。
さらに進んでいきます。
速度標識が残っています。ここは、国道230号線が通っていました。
特に驚いたのは、こちらです。
国道だったところですが、噴火以前は奥に向かって低くなっていたそうです。それが火山活動により隆起し、このようになったのです。恐るべし。
「西山山麓火口北口」で木道は終わり。「洞爺湖町火山資料展示室」がありました。
水たまりがあります。別の角度から見ると。
この辺りから、展望台(コースマップに記載無し)に上がる道があります。寄り道してみます。上り切ると有料の展望台がありました。私有地に設けているようです。どうしようかと思ったのですが、入場料を支払い展望台へ。
洞爺湖を一望。良い眺めですね。
こちらは、見応えありです。
すごいです。
こちらの展望台は私設ということもあり、地元の観光協会では関知していないようです。現在(2024年)、あるかどうかは不明です。
コースに戻り、少々歩くとオプションコースとの分岐点に着きます。オプションコースは、下って洞爺湖畔に行くのですが、「下る」ということは、帰りは「上り」。これは、きつい。結局、オプションを選択しませんでした。
西展望広場にて。
噴火湾(内浦湾)と駒ヶ岳。
道を下っていきますが、反対から上ってくる人と遭遇しました。地元の人ではなく、旅行者のような感じ。洞爺湖畔(洞爺湖温泉)を目指しているのでしょうか? 記事の冒頭で触れましたが、“強者(つわもの)” 、いましたね。
後は、市街地を通り、洞爺駅にゴールしました。
このコースは、縄文時代の遺跡を見ることが出来たり、大自然の脅威を感じられるなど、興味深いです。
レベルは、マップなどに「急」と記載されています。実際に歩いてみて、まさしくその通りでした。健脚の方(かた)向きかと思われますが、一度歩かれてみてはいかがでしょう。