※ 2024.10.24更新。画像を追加しました。
面白そうなまち歩きがないかと思って調べていたところ、見つけたのがこのイベントでした。
・《ぷらぷらまち歩きSPL! in石炭露頭調査隊》 コチラ(リンク)に載っています。(⑪です)
・「そらち★ヤマの記憶だより」(リンク)の方が、より詳しいです。
川にある石で歩きにくいとはいえ、勾配がほとんど無く、体力的にきつくないとのこと。沢歩きをしたことのない自分でも大丈夫!と思い、参加することにしました。
開催日は10月20日。この日、私の住む札幌は初雪が降りました。朝、車を見ると…。
ボンネットやルーフに、少々積もって(?)いました。ちょっと早くないですか?
気を取り直して、開催地の岩見沢市毛陽町に向かいます。距離は55kmほど。一般道を通り、1時間少々です。
集合場所に到着です。天気は曇り。気温は低めですが、風が無いため、それほど寒く感じません。(この日の岩見沢市ですが、最低気温は3.5℃、最高気温9.3℃でした)
受付を済まします。その際、「昨日からの雨で川が増水しており、引き返す可能性もあり。そして、過酷なものとなりそう」と説明を受けました。えー、過酷?
10時となり出発します。今回のガイドは、NPO法人炭鉱の記憶推進事業団の平野義文理事長。他に、同法人の理事である夕張市石炭博物館の石川成昭館長やスタッフ数名、そして、この場所に詳しい地元の方も同行。総勢37名です。平野さん曰く、「こんなにマニアックな人が集まるとは思わなかった」と。女性の参加者も多かったです。
途中、“熊のお墓” がありました。
いよいよ沢歩きになります。普段は水が少ないとのことですが・・・。
えー! ここを歩くんですか?(なにしろ沢歩きは初めてなので)
長靴必須でしたが、私の用意したのは丈が短い。容赦なく、中に水が入ってきます。
最初の2,3回は気をつけていましたが、後は自棄糞(やけくそ)に。長靴に水が入ることを気にしていられなくなりました。川底は滑るし、水に流されそうになりますが、前の人に続いて慎重に歩きます。(実は、1回転びました)
川から岸に上がる時に、地盤が柔らかかったり段差があったりで、大変なところがあります。その場合は、助け合い。良いですね。
川は幾重にも蛇行しています。少しでも歩きやすいところを、ということで、片道につき20回程度は川を渡りました。陸地では、薮をかき分けての移動。こういう時に、けもの道があると歩きやすかったです。
少々休憩します。
熊が住んでいる場所に、私たちがお邪魔したのですが、これだけ人数がいると安心かな?
このようなものが、転がっていました。
植物が石化したもので、炭化はまだ。そのため重いのです。
もちろん、石炭も。
他にノジュールもありました。(画像は撮り忘れです) 説明が難しいので、こちらをどうぞ → Wikipedia「団塊」(リンク)
沢を流れる川を撮ったのですが、右側の木に “気になる” ものが。
出たぁ! 熊の爪痕です。
時間が経っているので、幅が広くなっています。熊がいることは間違いありません。
このような人工物もありました。
水で流されてきたのではなく、上からずり落ちてきたようです。
そして、お目当ての石炭の露頭です。川の増水で、近寄れませんでした。
遺構がありました。この辺りが、炭鉱跡のようです。
橋脚と思われる構造物の上には、レールも見えますね。
こちらは、碍子(がいし)です。(散らばっていたのを集めてくれました)
このような滝も、見ることができましたよ。
この先に大露頭があるとのことですが、時間的な問題から、行くことは断念。食事休憩を取ることになりました。休憩後は、来た道、ではなく沢を引き返し(途中からは沢を離れ)、無事に戻ることができました。
昔は、このようにして石炭層を見つけたんですね。先人のあくなき探究心や情熱に、頭の下がる思いがしました。
普段、山歩きや沢歩きをしている方にとっては、大したことではないかもしれませんが、私にとっては少々過酷でした。では、これが嫌だったかというとそうではなく、非日常を体験できて、意外と楽しかったです。体は…。翌日はあちこち痛かったですが。
来年も開催されれば参加かな?(← あっ、鬼が笑っているかも)
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