2024年9月12日木曜日

【長万部といえば~日本初のそば駅弁〈そばの合田〉】

長万部といえば、「かなや」さんの “かにめし” を思い浮かべる方が多いかと思います。これだけではありません。他にも美味しいものがあります。「大虎(タイガー)飯店」さんの ホタテカニ焼売、「グラス」さんのチキンカレー(無水カレー)など…。

今回は、そば駅弁として知られている “もりそば ” をご紹介します。 

その前に、長万部の位置を確認しましょう。矢印の先あたりです。

長万部町は、JRが2路線(函館本線・室蘭本線)、国道は3路線、町内に高速道路のインターチェンジが2ヶ所、さらに将来的には新幹線の駅ができるなど、道南地方の交通の重要な拠点となっています。主な産業は、水産業と酪農を中心とした農業です。

町の中心部に温泉街があります。長万部駅から線路を挟んで北側です。以前は、歩いて10分もかからず行けたのですが、線路に架かる人道橋が、新幹線延伸に伴う工事で撤去。そのため、現在は遠回りになりますが、少々離れた踏切を渡ることになります。それでも徒歩20分程度で行けるようです。(画像は、すべて数年前の撮影です)

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こちらが、もりそばを提供している「そばの合田」さん。駅を出てすぐのところにあります。徒歩、数十秒。

入口は、旧国道側にもあります。

お店は、1920年半ばの創業。もう100年にもなる老舗店です。

折詰の「もりそば」です。

1931年(昭和6年)の発売です。日本初のそば駅弁と言われています。

そばとつゆ、刻み海苔、刻みネギ、わさび、七味、うずらの卵、そしてミカン。充実した内容です。こちらですが、注文後に作ってくれるのです。もちろん、そばは茹でたてを詰めてくれますよ。

つゆを入れる猪口代わりの容器が付いています。とはいえ、揺れる列車内では、つゆにつけていただくというのは、結構難しいのです。そういう時は、そばに直接つゆをかける “ぶっかけ” スタイルで。そばが入っているスペースは、プラスチック製。つゆをかけても、もれたりすることはありません。“もり” か “ぶっかけ”、好みの食べ方を選ぶことが出来ます。

薬味の内、辛み担当は、わさびと七味。どちらを使ってもいいし、両方でも。冷たいつゆに七味を入れると、そばの甘みが引き立つとか。お試しを。

うずらの卵は、入れると月見風。きれいに割るのは大変なので、どうか慎重に。

※ クックパッドニュースで、うずらの卵の割り方を紹介していました。コチラです。

お店でも、いただいたことがあります。

美味しかったです。ただ、折詰そばのような感動はありませんでした。

列車の中で外の景色を見ながらいただくそばは、より美味しく感じてしまうのでしょう。不思議ですね。


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