2024年6月22日土曜日

【2023年開催・弘前ウォークを振り返る③】

※ 前の記事「2023年開催・弘前ウォークを振り返る②」からの続きです。

弘前市役所前にある郵便ポストです。ポストの上には、りんごのオブジェが飾られています。このようなポストは、全国各地にあるようです。

こちらは北見駅前のポスト。カーリングのストーンですね。(2020.9.22撮影)

彦根城の前で撮影しました。オブジェは、彦根城でしょう。(2019.5.29撮影)

知人から、弘前に行ったら“藩士のコーヒー”を飲んでみたら? と言われていました。藩士のコーヒー? どこでいただけるのだろう? 調べたところ、藤田記念庭園にある「大正浪漫喫茶室」さんが、ほぼコース上にありました。立ち寄ってみたものの、メニューにはありません。(もしかすると、メニューにあったコーヒーが“藩士の~”だったのかも…) そこで、同じ庭園内にある「クラフト&和カフェ 匠館」へ。こちらは、かき氷がメインのお店。弘前公園を出る頃には、天気が良くなり暑くなってきたので、何十年ぶりにかき氷を注文。

メロンミルクです。かなりの大きさでしたが完食。美味しかった😋

再び歩き始めます。曇ってきましたが、雨を降らすような感じではありません。(天気予報も、雨のマークはありませんでした)

建物に興味を惹かれたので、撮ってみました。茂森会館西地区団第一分団消防屯所。1936年(昭和11年)建築。趣のある建物ですね。

禅林街(禅林三十三ヶ寺街)に入りました。同じ宗派(曹洞宗)の寺院がこれだけ集まって(集められている)いるのは大変珍しいとのこと。弘前城の防御の機能もあったようで、大阪の天王寺区下寺町と似ているのかもしれません。


一番奥に位置するのは、津軽家の菩提寺である長勝寺です。


ここにも樹木に関する案内板がありました。弘前市は、木々の保存に大変熱心に取り組まれているようです。

本来のコースでは、このあと「りんご公園」に行くのですが、私は行きませんでした。りんごの実がなっている時期なら行っていたかも?

新寺町に来ました。様々な宗派の20を超える寺院が集中しています。禅林街と合わせて、弘前城から見て南西~南の防衛線となっているようです。

最勝院五重塔です。釘を1本も使わず建てられたことに驚きます。重要文化財に指定されています。


見たかった弘南鉄道です。北海道内には私鉄が走っていないので、私鉄に対して憧れを感じるのです。

中央弘前駅です。この駅の入場券は、昔のままの硬券。買えばよかった、と札幌に帰ってから後悔するのでした。

時間があれば、一駅間だけでも乗ってみたかったな~。

日本聖公会弘前聖天教会です。レンガ積の教会、初めて見ました。この教会堂は1920(大正9)年に建てられ、設計は明治村にある聖ヨハネ教会教会堂(国指定重要文化財)と同じジェームズ・マクドナルド・ガーディナーによるものとされています。(弘前市のホームページより) 彼は、建築家であると同時に、立教大学校(現・立教大学)などで校長・教員を務められた方です。

※ 北海道内にも、ガーディナーが設計したといわれている建物があります。函館にある遺愛女学校(現遺愛学院)の本館と旧宣教師館です。旧宣教師館はホワイトハウスとも呼ばれており、毎年7月下旬に一般公開されています。公開日以外は外観のみ見学可能ですが、学校の敷地内で学内行事などもあることから、訪問前に学校に問い合わせた方がよろしいかと思います。


弘前といえば城下町ですが、歩いていると教会などの洋館を目にする機会が多いように思います。理由を調べてみました。「津軽藩の城下町弘前は、明治以降「学都 弘前」を目指し教育に力を入れてきた。外国人教師を招いたことで早くからキリスト教も伝わり、文明開化の波にのって独特の洋館が造られたという。」(弘前市ホームページより)

一戸時計店です。現在は、閉業されています。この建物は元々は平屋で、一戸時計店が譲り受けた後に、2階建てに改築されたとのことです。

先ほどいただけなかった“藩士のコーヒー”。市内のカフェ・喫茶店数店舗で提供されており、今度は「名曲&珈琲 ひまわり」さんへ。コーヒーが来るまでの間、“作り方”を見て予習(?)しました。

来ました。いただいた感想は…。すみません、私、普段は殆どコーヒーを飲まないのです。美味しいのですが、香りが、コクが、といったことは、よくわかりませんでした。こういうのを、「猫に〇〇」というのでしょうね。

ゴールの弘前駅まで1kmを切っていましたが、寄りたいところがありました。そえは、虹マート。この中にある店舗で、いがめんち(いかめんち)を購入できるのです。いがめんち?  津軽地方の郷土料理です。

お店の名前が思い出せません。(写真も撮リませんでした)  買ってから、近くにある飲食スペースでいただきました。その土地独自のものを食べられるのは、嬉しいものですね。

そして弘前駅にゴールし、参加証明を受けました。そういえば、弘前駅の写真を撮っていなかったことに、今になって気づく私。

帰りは、14:47弘前発の特急「つがる」3号で、まずは新青森駅へ向かいます。弘前滞在時間は6時間でした。

ホーム上には、かなりの人が並んており、私は最後部に。自由席に座れるかと思ったのですが、多くの乗客が弘前駅で下りたこともあり、無事着席できました。それも窓側に。ラッキー!

新青森駅では新幹線の乗り換え時間があったため、一旦、改札の外へ。コンコースには、本物より小さめのねぷたの山車が展示されていました。弘前市と書いてあったので、ね“ぷ”たですね。


土偶ねぶたです。遮光器土偶がモデルですね。この土偶が発見されたのは、つがる市。こちらは、ね“ぶ”たとなっています。

ねぷた(ねぶた)を見た後は、新幹線に乗車。新函館駅で特急「北斗」に乗り換え、札幌に帰りました。

弘前ですが、大変興味深い街でした。城下町であり、軍都でもあり(明治時代に旧陸軍第八師団司令部が設置)、キリスト教と深い関係がある街。時間的制約もあり、じっくりと見れないところもありましたが、街の持つ雰囲気は感じとれたように思います。弘前ウォーク、オススメです。

※ 今年(2024年)も、9月28日に弘前ウォークは開催予定です。


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