※ 2024.7.11に更新しました。
※ 前の記事「2024年JRヘルシーウォーキング参加記〈室蘭駅〉①」からの続きです。
絵鞆岬公園に到着です。絵鞆(えとも)という地名は、アイヌ語の「エンルム(岬)」が由来とのこと。ここでは、太平洋と室蘭港の両側を見渡せます。以下の画像2枚は、太平洋側です。
こちらは港側。港の入口にあるのは「大黒島」。周囲700mの小さな島です。名前の由来は諸説あるようですが、寛政11年(1799)には既に大黒島と呼ばれていたようです。
この辺り、夕暮れ近くに訪れるのも良いかも。(画像は、2019.10.6撮影)
絵鞆岬公園からは下るのみ。もう上ることはないので、ゴールまでは5km以上ありますが、気分的に楽。
坂の途中にある「宮越屋珈琲MUTEKIROU」さん。眺めの良い素敵なカフェです。一度だけ入店したことがあります。
平地に下りて、街路樹が黒松であることに気づきました。(白老ウォークの際にも、ありました) 札幌では、街路樹といえば落葉広葉樹。針葉樹である松が植えられていることに、違和感を覚えてしまうのです。
後日、室蘭市に問い合わせたところ、「黒松は塩害に強いことから、昭和56年~平成5年度にかかえて、海岸線に近い絵鞆祝津地区の一部道路整備の際に、街路樹として植えた」とのことです。ご回答に感謝します。
海の駅「室蘭港エンルムマリーナ」です。
ここには、室蘭駅のお隣、母恋駅の駅弁を作っている「母恋めし本舗」さんの本店が入っています。もちろん、購入できますよ。(2014.6.22撮影)
道路を挟んでお隣には、「むららん温泉ゆらら」さんがあります。営業前なので、車は停まっていませんね。
今度は、道の駅「みたら室蘭」。1階は売店とラウンジ(飲食スペース)、2階には展示室・キッズスペース、そして展望テラスがあります。母恋めしは、こちらでも販売されているようです。
併設されているのは、パークゴルフ場。
展示室には、白鳥大橋で使われているケーブルが展示されていました。(撮影・ブログ掲載の許可をいただいています)
道の駅でひとやすみ後、ふたたび歩き始めます。ここを右折し、室蘭駅方向を目指します。左折すると白鳥大橋ですが、自動車専用道につき歩けません。
函館どつく株式会社の室蘭製作所です。どつく、ですが読み方は、どっく。クレーンが見えます。“クレーン”と一言で片付けてしまいましたが、様々な種類があるようです。ご存知かと思いますが、「クレーン=crane=鶴(ツル)」です。形が鶴に似ているから、付けられたのだとか。確かに。
進行方向に向かって右側は、急な崖。今歩いているところ(平地)は、埋立地なのかもしれません。
ここで街路樹を撮影。先ほどと違い、落葉広葉樹となっていますね。
工業地帯らしく、大きな工場です。製鋼関係かな。
崖崩れの防止対策が、きちんと施されています。
旧三菱合資株式会社室蘭出張所です。日本遺産炭鉄港の構成文化財となっています。
今回のコースマップには、この建物の記載はありませんでした。道路を挟んで反対側にあり、(見学するために)信号の無いところでの横断などを避けるためでしょうか? 以前、この建物の横を通るコースが設定されていた時は、マップに記載されており、見どころとなっていました。ヘルシーウォーキング主催者の配慮が感じられます。
これは「道路元標」。道路の起点、終点、経過地を標示するための標示物。裏側を見ると、昭和3年建設。西暦だと1928年。旧国道43号の経由地を表すものなのでしょうか?
参考リンク:Wikipedia「国道36号」
こちらが、旧室蘭駅者(3代目)。現在は、観光案内所やバス待合所などに使われています。正面と右側(真ん中の画像)には、雁木(がんぎ)と呼ばれる雪よけの屋根が付けられています。
屋外には、SLが静態保存されています。D51 560機。
室蘭に限りませんが、港近くに設置されているのは、車の三角表示板(停止表示板)を巨大にしたようなもの。気になっていました。導標(リーディングマーク)という名称なのですね。
港の横にある入江臨海公園。文学碑の説明には室蘭港の歴史も触れられており、勉強になります。
入江運動公園には、屋外に展示物もあり、説明を読んでは歩きます。
鋳鋼製スクリューと、その説明。
旧室蘭港北防波堤灯台と、その説明。
サッカーが盛んなイメージのある室蘭市。名門、室蘭大谷高校があります。
ゴール目前。測量山方向をパチリ。測量山の頂上まで行っていないとはいえ、コースの海抜を調べてみたら、140mくらいまでは上ったみたいです。(室蘭駅は海抜2m) もはや、ちょっとした登山?
参考リンク:室蘭市 室蘭市内海抜(標高)一覧
そして、室蘭駅にゴールしました。
駅舎内には、炭鉄港を紹介するブースが設置されていました。石炭の重さを当てるクイズに私も挑戦。3kgと思ったのですが、正解は2.3kg。不正解でしたが、記念グッズをいただきました。
この後、炭鉄港ミニツアーに参加します。
※ 炭鉄港(たんてつこう)とは、近代北海道を築く礎となった空知の「炭鉱」、室蘭の「鉄鋼」、小樽の「港湾」、それらを繋ぐ「鉄道」というテーマで結んだ北の産業革命の物語。2019(令和元年)5月20日に、文化庁が選定する日本遺産に認定されました。
このミニツアーは、JRヘルシーウォーキングとコラボする形で、今年は既に、小樽と室蘭で行われています。(2024.7.11現在) 7月21日には江別で開催予定.。 ミニツアーだけの参加も可能です。
・炭鉄港ポータルサイト:「イベント・ツアー情報」(リンク)
〔続きます〕
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