2024年6月14日金曜日

【小樽の蕎麦屋〈南樽砂場〉】

南小樽駅前にあるお蕎麦屋といえば「南樽砂場」さん。興味を惹かれたのはお店の名前。南樽=南小樽。砂場は・・・砂場そば。北海道で砂場そばをいただける唯一のお店のようです。かつて、小樽砂場は、砂場本店、砂場庵、そして南樽砂場と3店舗構えていたものの、現在はここだけとなっています。

参考リンク:おたるくらし「砂場

砂場そばに関して、調べてみました。
・江戸前御三家「藪」「更科」「砂場」の中で最も古い歴史を持つとされている。
・名前の由来は、大阪城築城の際の資材置き場だった砂場近くに店があったことが始まりとされている。
・そば粉を8割、つなぎの小麦粉を2割使用した、いわゆる「二八そば」。
・細く長く繋がったそば。その食感が最大の魅力。つゆは、濃いめの甘口。
・ざるそばに天ぷらをトッピングした天ざるは、砂場そばが始まり。


前置きが長くなりました。では、お店をご紹介しましょう。


入口左にはそば打ちの部屋があり、店内外から眺めることできます。(開店前の朝早くでないと、そば打ちの様子は見ることは難しいかも)


お昼をずらして13時半頃に入店。お客さんは疎らでした、先客は3名。後客3名。
席ですが、テーブル4卓、小上がり2卓。小さめの卓で、並んで座ると窮屈な感じを受けそうです。


画像はありませんが、壁に大滝秀治さん、大泉洋さんらの集合写真が飾ってありました。砂場本店でテレビドラマ(「歓喜の歌」)のロケがあった時に、記念に撮影したものとのことです。※「歓喜の歌」:立川志の輔の新作落語→映画化→テレビドラマ化(映画化とテレビドラマ化は同じ年)

メニューを拝見します。英語阪、中国語阪、そして韓国語阪も用意されています。駅前ということで、訪日外国人客の来店も多いのでしょう。(実際、先客3名は、アジア系の外国人でした)

表紙です。御膳蕎麦とは? 御膳(ごぜん)は、上等の意味。上等な蕎麦、高級な蕎麦のこと。卵をつなぎに使ったこともあるらしいのですが…。
参考リンク:コトバンク「御膳蕎麦


名物にしんそば、そして、サイドメニューとセットメニュー。


期間限定メニューです。


こちらは、外国語版。日本語も表記されているので、日本語のみのメニューは撮りませんでした。



訪問時は少々暑かったので、冷たいものと迷ったものの、北海道名物と謳っているにしんそばを注文します。こちらは温のみ。そばは、更科と田舎を選ぶことができ、私は田舎をお願いしました。

にしんそば、来ました。おつゆからいただきます。甘めですが、これは好み。田舎そばとの相性も抜群。にしんの甘露煮も美味しく、完食しました。


某グルメサイトの口コミに、「ここのにしんそばが一番」という書き込みを事前に見つけたのですが、食べてみて納得した次第。一番と思うかは人それぞれでしょうが、オススメしたい。

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〔追記〕

再訪しました。今回は、天もりそばを更科でいただきます。つゆは、やはり甘め。これが砂場の特徴なのですね。そして大きな海老天が一本。サクサクに揚げられており、これも美味いです。


2回訪問しての感想ですが、甘めのつゆに、好みが分かれるかもしれません。私は好みでしたが、それでも温かい蕎麦との相性が良いように思いました。田舎と更科を選ぶことができることを先に書きましたが、これも好みの問題があり、どちらが良いと思うかは食べた本人次第。私も今後機会があったら、冷たいそばを田舎、温かいそばを更科で食べてみたいですね。


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