2024年6月30日日曜日

【2024年JRヘルシーウォーキング参加記〈旭川駅〉①】

※ 前の記事「やまべ鮭寿し」から“ゆるく”続いています。よろしければお読みください。

特急「ライラック」3号に乘って、旭川にやってきました。

旭川駅の2階改札内コンコース南側では、ガラス越しにこのような光景を見ることができます。都会の駅とは思えない感じですね。林のすぐ向こうには、忠別川が流れています。

1階に下り東改札口を出て、ヘルシーウォークングの受付を済まします。最高気温が31℃との予報なので、リュックをコインロッカーに預け、なるべく軽装にして出発です。

ウォーキングマップはコチラです。(別ウインドウで開きます)

駅前にバスターミナルがあり、ちょうど札幌行きの「高速あさひかわ号」が出発を待っていました。車内は結構混んでいます。

この道を、まずは北方向に進んでいきます。

途中にあった「ホテルテトラ旭川駅前」さんの入口前にあった人形(?)をパチリ。ブログへの画像掲載についてお伺いした時に、モデルは同ホテルの会長さんで、ジャケットの色はホテル毎に違うことを教えていただきました。(富良野にある系列ホテルでは、黄色だそうです)

市役所や市民会館のあるところで左折。7条通に入ります。両側が車道で、その間が歩行者用の緑道となっています。

作家の森村誠一氏は、この緑道を「青春の緑道」と名付けたそうです。


これ、何なのでしょう? 説明板は無かったような。

この緑道には、彫刻やモニュメントが数多く展示されていました。さすが「彫刻のまち」ですね。

緑道の突き当りにあるのが常磐公園です。出迎えてくれたのは永山武四郎(の像)です。彼は屯田事務局長、北海道長官、第七師団長を歴任されました。北海道の開拓・産業に発展に尽力されたお方なのです。

常磐公園は、もともと石狩川と牛朱別(うしゅべつ)川に挟まれた中島でした。川の氾濫が多発したころから、牛朱別川の流路切り替えなどが行われたとのこと。川のある地域は、水という恵みをもたらしてくれると同時に、災害の危険とも隣り合わせですね。


常磐公園のすぐ近くにロータリー交差点がありますが、この辺り一帯は旧牛朱別川を埋め立てたところです。

参考リンク:北海道開発局「99 牛朱別川の切り替え【札幌開発建設部】治水100年

※ 1929年(昭和4年)頃の旭川市全図が掲載されています。それを見ると、今以上に旭川が「川のまち」であることがわかります。

さて、公園内を歩きましょう。上川神社頓宮の鳥居が見えますね。

旭川開村記念碑です。


ここは千鳥ヶ池。大きな池ですね。手漕ぎボートを楽しむこともできます。

公園のすぐ横は石狩川の堤防。上がってみると、旭川のシンボルである旭橋が見えます。美しい橋ですね。

興味深いものが展示されていました。旭橋の沓座石です。


旧天文台もあります。2005年(平成17年)に閉鎖されました。現在は「旭川市科学館 サイパル」に天文台があります。

このような感じ、良いですね。白鳥の池です。

常磐公園ですが、面積は16ヘクタール。東京ドーム約3.4個分とのことです。広いですね。

道立旭川美術館の東側を通り公園を出ます。そして、目指すのは忠別川。函館本線の高架橋をくぐったら左折。すぐに右折し、忠別川の河原に下ります。


ここにあるのが忠別橋公園。彫刻が屋外展示されています。例えば、こちら。「三つの門二つの柱一つの場」です。


彫刻を眺めながら公園内を歩き終え、堤防に上がります。そして、クリスタル橋を渡ります。

ここで、どうして橋の名前がクリスタルなの? という素朴な疑問が・・・。市民の公募により、この先にある「大雪クリスタルホール」などにちなんで命名されたとのこと。ではクリスタルホールは? というと、こちらも市民377点の応募の中から決定されたとのことです。

寒さの厳しい旭川では、ダイヤモンドダストが見られるそうです。そのキラキラした様子が、クリスタルに結びついたのでしょうか?  実際に住んでみれば、わかってくるのかもしれませんね。

さて、旭川駅からも見られるこのカマボコ状? 半円形のシェルター?の建物は、大雪アリーナです。国際級のスポーツ大会やコンサートなど、多目的なイベントやコンベンションに対応できるようです。この建物に隣接して、先ほど出てきた「大雪クリスタルホール」があります。(画像無しです)

かなり気温が上がってきました。このあと、「道の駅あさひかわ」でひとやすみします。

(続きます)


【やまべ鮭寿し】

※ 2024.7.15更新。駅弁自動販売機の画像と説明を追加しました。

6月29日は、ヘルシーウォーキングの旭川駅開催日。参加するため札幌駅から特急列車に乗車しますが、その前に朝食を購入します。もちろん駅弁。お目当ては、やまべ鮭寿し。ワンパターンというか、札幌駅での My Favorite Ekiben なのです。

駅弁自動販売機を見たものの、この商品はありません。

※ 自販機で扱うのは、売れ筋の6種類。1日5回、商品を補充。自販機のQRコードをスマホで読み取ると、商品説明が表示されるとのこと。(2024.5.16付 北海道新聞より)

困ったなぁ。(困るほどではないのですが…) 改札内にある有人の駅弁販売店に行ってみたところ、7時前で既に営業していました。前は、もっと開始が遅かったはず。5:40営業開始のお店は先月末に閉店したので、今度はこちらが5:40開始となったようです。

さて、やまべ鮭寿しですが、ありました! 自販機では振られたので、嬉しい。

走行中の揺れる列車内で撮ったので、画像が・・・。

ここで、あらためて駅弁販売や立喰い蕎麦を提供している「弁菜亭」さんの、札幌駅における営業時間を調べてみました

・東口コンコース内(東改札口近く):9:00~17:00

・西口コンコース内(西改札口近く):8:00~17:00(臨時店舗)

・改札内店舗:5:40~19:00

・改札内自動販売機:5:40~23:50

・5番・6番ホーム:8:00~18:00(立喰い蕎麦)

・7番・8番ホーム:6:45~19:30(立喰い蕎麦)

参考リンク:(株)札幌駅立売商会「札幌駅立売商会のご案内

写真を撮って食べようとしたところ、“わさびの小袋”が入っていることに気づきました。画像にも、かろうじて写っています。(赤丸で囲った部分) 以前は、シャリとネタの間にわさびが入っていたのですが。客からの要望で、小袋による提供に変更されたのでしょうか?


2024年6月27日木曜日

【カップヌードル土だけ】

先日、地元ホームセンターで発見し、驚いたのがこれ。CUP NOODLE ならぬ CUP NOO土LE。D→土になっています。

商品前に掲示してあった説明を見て納得。中に入っているのは培養土。これに苗を植えて育てるわけですね。カップヌードルを模した鉢、といえば間違いないのでしょう。

けれでも、なんで土なの? カップヌードルとまったく結びつかない。

マイナビニュースに、この商品に関する記事がありました。それによると、園芸用品を全国展開しているプロトリーフと日清食品とのコラボ商品とのこと。

参考リンク:マイナビニュース - 【まさかの商品化】“謎土”で野菜を育てる「カップヌードル土だけ」発売中

この商品を見て、園芸に興味を持ち、実際に始める人もいそうですね。


2024年6月22日土曜日

【2023年開催・弘前ウォークを振り返る③】

※ 前の記事「2023年開催・弘前ウォークを振り返る②」からの続きです。

弘前市役所前にある郵便ポストです。ポストの上には、りんごのオブジェが飾られています。このようなポストは、全国各地にあるようです。

こちらは北見駅前のポスト。カーリングのストーンですね。(2020.9.22撮影)

彦根城の前で撮影しました。オブジェは、彦根城でしょう。(2019.5.29撮影)

知人から、弘前に行ったら“藩士のコーヒー”を飲んでみたら? と言われていました。藩士のコーヒー? どこでいただけるのだろう? 調べたところ、藤田記念庭園にある「大正浪漫喫茶室」さんが、ほぼコース上にありました。立ち寄ってみたものの、メニューにはありません。(もしかすると、メニューにあったコーヒーが“藩士の~”だったのかも…) そこで、同じ庭園内にある「クラフト&和カフェ 匠館」へ。こちらは、かき氷がメインのお店。弘前公園を出る頃には、天気が良くなり暑くなってきたので、何十年ぶりにかき氷を注文。

メロンミルクです。かなりの大きさでしたが完食。美味しかった😋

再び歩き始めます。曇ってきましたが、雨を降らすような感じではありません。(天気予報も、雨のマークはありませんでした)

建物に興味を惹かれたので、撮ってみました。茂森会館西地区団第一分団消防屯所。1936年(昭和11年)建築。趣のある建物ですね。

禅林街(禅林三十三ヶ寺街)に入りました。同じ宗派(曹洞宗)の寺院がこれだけ集まって(集められている)いるのは大変珍しいとのこと。弘前城の防御の機能もあったようで、大阪の天王寺区下寺町と似ているのかもしれません。


一番奥に位置するのは、津軽家の菩提寺である長勝寺です。


ここにも樹木に関する案内板がありました。弘前市は、木々の保存に大変熱心に取り組まれているようです。

本来のコースでは、このあと「りんご公園」に行くのですが、私は行きませんでした。りんごの実がなっている時期なら行っていたかも?

新寺町に来ました。様々な宗派の20を超える寺院が集中しています。禅林街と合わせて、弘前城から見て南西~南の防衛線となっているようです。

最勝院五重塔です。釘を1本も使わず建てられたことに驚きます。重要文化財に指定されています。


見たかった弘南鉄道です。北海道内には私鉄が走っていないので、私鉄に対して憧れを感じるのです。

中央弘前駅です。この駅の入場券は、昔のままの硬券。買えばよかった、と札幌に帰ってから後悔するのでした。

時間があれば、一駅間だけでも乗ってみたかったな~。

日本聖公会弘前聖天教会です。レンガ積の教会、初めて見ました。この教会堂は1920(大正9)年に建てられ、設計は明治村にある聖ヨハネ教会教会堂(国指定重要文化財)と同じジェームズ・マクドナルド・ガーディナーによるものとされています。(弘前市のホームページより) 彼は、建築家であると同時に、立教大学校(現・立教大学)などで校長・教員を務められた方です。

※ 北海道内にも、ガーディナーが設計したといわれている建物があります。函館にある遺愛女学校(現遺愛学院)の本館と旧宣教師館です。旧宣教師館はホワイトハウスとも呼ばれており、毎年7月下旬に一般公開されています。公開日以外は外観のみ見学可能ですが、学校の敷地内で学内行事などもあることから、訪問前に学校に問い合わせた方がよろしいかと思います。


弘前といえば城下町ですが、歩いていると教会などの洋館を目にする機会が多いように思います。理由を調べてみました。「津軽藩の城下町弘前は、明治以降「学都 弘前」を目指し教育に力を入れてきた。外国人教師を招いたことで早くからキリスト教も伝わり、文明開化の波にのって独特の洋館が造られたという。」(弘前市ホームページより)

一戸時計店です。現在は、閉業されています。この建物は元々は平屋で、一戸時計店が譲り受けた後に、2階建てに改築されたとのことです。

先ほどいただけなかった“藩士のコーヒー”。市内のカフェ・喫茶店数店舗で提供されており、今度は「名曲&珈琲 ひまわり」さんへ。コーヒーが来るまでの間、“作り方”を見て予習(?)しました。

来ました。いただいた感想は…。すみません、私、普段は殆どコーヒーを飲まないのです。美味しいのですが、香りが、コクが、といったことは、よくわかりませんでした。こういうのを、「猫に〇〇」というのでしょうね。

ゴールの弘前駅まで1kmを切っていましたが、寄りたいところがありました。そえは、虹マート。この中にある店舗で、いがめんち(いかめんち)を購入できるのです。いがめんち?  津軽地方の郷土料理です。

お店の名前が思い出せません。(写真も撮リませんでした)  買ってから、近くにある飲食スペースでいただきました。その土地独自のものを食べられるのは、嬉しいものですね。

そして弘前駅にゴールし、参加証明を受けました。そういえば、弘前駅の写真を撮っていなかったことに、今になって気づく私。

帰りは、14:47弘前発の特急「つがる」3号で、まずは新青森駅へ向かいます。弘前滞在時間は6時間でした。

ホーム上には、かなりの人が並んており、私は最後部に。自由席に座れるかと思ったのですが、多くの乗客が弘前駅で下りたこともあり、無事着席できました。それも窓側に。ラッキー!

新青森駅では新幹線の乗り換え時間があったため、一旦、改札の外へ。コンコースには、本物より小さめのねぷたの山車が展示されていました。弘前市と書いてあったので、ね“ぷ”たですね。


土偶ねぶたです。遮光器土偶がモデルですね。この土偶が発見されたのは、つがる市。こちらは、ね“ぶ”たとなっています。

ねぷた(ねぶた)を見た後は、新幹線に乗車。新函館駅で特急「北斗」に乗り換え、札幌に帰りました。

弘前ですが、大変興味深い街でした。城下町であり、軍都でもあり(明治時代に旧陸軍第八師団司令部が設置)、キリスト教と深い関係がある街。時間的制約もあり、じっくりと見れないところもありましたが、街の持つ雰囲気は感じとれたように思います。弘前ウォーク、オススメです。

※ 今年(2024年)も、9月28日に弘前ウォークは開催予定です。