岩見沢駅近くにある「西谷そば店」さん。「西谷食堂」ともいわれているようです。
この佇まいに惹かれて入店しました。
中に入ると、そこは昭和。
「こんにちは~」と挨拶したものの返事は無し。お店の人、いないのかな? 厨房奥にいました。あらためて「こんにちは」。今度は聞こえたようで、返事がありました。
折角なので、入口方向も撮ってみました。
メニューを拝見。
謎(?)の飲み物、シトロン。(赤線は、撮影した画像に付け加えたものです)
これは、リボンシトロンのこと。北海道民にはお馴染みの、炭酸入り清涼飲料水です。
・参考リンク:ポッカサッポロフード&ビバレッジ「ラインナップ - Ribbon」
そういえば私、何年、いや何十年も飲んでいないような。(ひとりごと)
あれっ? 注文を取りにきません。あっ、そうか! ここは、自分で注文を伝えるスタイルなのではないかと。カウンター越しに、もりそばを注文。無事オーダーが通りました。お水はセルフです。
調理しているような音が聞きこえかったので、まだ準備中で、提供されるまで時間がかかるのかと思ったのですが…。(私が口開けの客でしたので)。しかし、予想に反して、待つこと5分程度で配膳されました。
普通に美味しいおそばに、甘辛いつゆ。最後は、そば湯で〆ました。ごちそうさまでした。
食器がのったトレーをカウンターに下げて、同時に会計を済まします。
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普通の町そばと思ったのですが、この記事を書くにあたり調べたところ、驚くべき事実が判明しました。
・麺は自家製。それも100年以上歴史のある製麺機を使用しているとのこと。ラーメン屋さんから中古で譲り受けたもの。
・そばを茹でるそば釜も、創業当時から変わらず使い続けられており、製麺機とほぼ同時期のもの。
・そして、釜の燃料は、なんと石炭! ガスや電気では出すことのできない火力で、そばを茹でています。
・参考リンク:北海道ファンマガジン・100年ものの製麺機と釜を使ったそば!? 姉妹で営む老舗「西谷食堂」
今どき、このようなお店は珍しい。というか、他には無いように思います。再訪することがあったら、歴史のある製麺機と釜から出来上がったおそばを、今度こそはじっくりと味わいたいですね。
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