2024年7月30日火曜日

【2024年JRヘルシーウォーキング参加記〈釧路駅〉②】

※ 2024.8.3更新。記事内のそば情報を削除し、別記事として公開することにしました。

※ 前の記事「2024年JRヘルシーウォーキング参加記〈釧路駅〉①」からの続きです。

サイクリングロードを引き続き歩いています。(正確には、左横の舗装されていない道が歩行者用なのです) そして、ここが基本コースとショートコースとの分岐点。左折すると2.5kmショートカットできます。初めてのコースは、いろいろと見てみたい、そして歩いてみたい。基本コースを選択です。

ここでサイクリングロードとお別れ。

線路は続くよどこまでも~♪ サイクリングロードも、この先続いていきます。

赤い橋を渡ります。昭園人道橋です。

くしろ記念公園(鳥取10号公園)に着きました。ここを代表する施設がこちらです。

「鳥取ドーム」ともよばれています。青空の下なら、ドーム(の形)が強調されて見えたかもしれませんね。

このドーム、アリーナ面積は約2.211平方メートル。といっても、どのくらいの大きさなのでしょうか? 私たちに馴染みのある坪数でいうと、約639坪。ますますわからなくなってきました。サッカーのフィールドは7.140平方メートルなので、その1/3弱。なんとなく大きさがイメージできました。ちなみに、アリーナでは、テニス、バドミントン、フットサル、卓球ができるそうです。

公園の隣には、市立鳥取西小学校があります。校舎の造りが面白いと思い、写真を撮りました。

教室が右と左に分かれており、手前と奥にある通路(廊下)で結ばれているようです。上から見るとすれば、“ロ”みたい形でしょうか。

ところで、先程から「鳥取」の名前が出てきました。この辺りは釧路市鳥取北。(鳥取南もあります)  薄々お気づきかと思いますが、この地区は鳥取からの入植者(鳥取藩の士族)が開拓したのです。

そして、今回訪れたかったのが鳥取神社です。右の方にお城が写っています。これって?

鳥取城をイメージして造られた資料館、「鳥取百年館」なのです。

こちらが説明板です。

館内は無料で見学できます。画像撮影とブログ掲載への許可をいただきましたが、展示品や資料の内、貴重なものはガラスケースに収められており、うまく撮れません。

「因幡の傘踊り」関連の展示品は、うまく普通に撮れました。


釧路に伝承されているので、機会があれば見てみたいですね。


神社を後にし、新富士駅まで真っ直ぐ進みます。


ここを通れば線路の向こう側に行けそうですが・・・行けません。こちらの人道橋を渡ります。


橋の上からは、貨物列車の入換作業の様子を見ることができました。


ところで、なぜ新富士駅という名前が付けられたのでしょうか? この駅は、富士製紙釧路工場(後の日本製紙釧路工場)への専用線を分岐するために開業した駅で、既に富士駅(東海道本線)かあったことから「新」を冠したのでした。

北海道内の駅名の付け方で似たようなケース(製紙業絡み)としては、北吉原駅もあります。

渡り終えたら、東(南東)方向に進みます。そして、再び新釧路川を渡ります。橋に至るまでの歩道が・・・。遠くから見たら、歩道が無いのでは? と思ったほどでした。


場所柄、人の通りが少ないようです。

橋の上から副港方向を眺めます。霞んでいますね。


西港大橋という名称ですが、ここにもツルが。


この照明は、飛んでいるツル?(に見えます)


この辺りは漁港が近いためか、水産関係の会社が集中しています。

某水産会社の前で、カモメがなにやら雑談中?  実は、コンテナに入った魚を狙っているのでした。コンテナを運ぶフォークリフトが近づいても、ちょっと避けるだけ。慣れたものです。


漁船なのはわかるのですが。


船尾には、小型船が。この状態で出漁し、必要に応じで下ろすのでしょうか?

これを見ると、元気が出ます。

横断歩道がありますが、ここも廃線跡。昔は、踏切があったのでしょう。

そして、幸町公園へ。ここも見逃せないところ。C58 106号機が静態保存されています。すごく綺麗です。良く手入れされていますね。

説明板です。

石川啄木の歌碑もありました。

私の住む札幌では、ここまでの寒さは少ないのですが、この歌には共感できます。子どもの頃、銭湯帰りに髪の毛がパリパリに凍ったことを思い出しました。

ゴール間近に通るのが、和商市場です。

中を覗いてみます。土曜日ということもあり、結構な賑わいです。

以前(2020.10)に食事したお店、「岩崎惣菜食品」さんがありません。閉店されたようです。

和商市場で何かを買ったり食べたりすることはなく、結局冷やかしただけでした。

そしてゴール。ちょうど札幌からの特急列車が着いたところで、スタッフは駅舎内外で対応中でした。(まだスタートの受付もやっていたのです)

この日の釧路の最高気温は、14時に記録した18.7℃。このくらいの気温が、歩くのには良いですね。市街地、公園、川、サイクリングロード、工場、港、…。見どころ・歩きどころが変化に富んでおり、楽しく歩くことができました。新コース、良かったです。


2024年7月28日日曜日

【2024年JRヘルシーウォーキング参加記〈釧路駅〉①】

※ 2024.8.7更新。記事最後に「夏なのに紅葉している木の画像」を載せていますが、紅葉の理由がわかりました。説明を付け加えています。

今回のヘルシーウォーキングのスタート・ゴールとなる釧路駅です。高架化になる前の札幌駅や旭川駅なども、このような感じでした。今では希少価値のある駅舎といえるでしょう。

歩く前に、こちらもご紹介。釧路駅5番線ホームから見える建物(?)。

かつてあった雄別鉄道のホームに通じる階段の建屋でした。(ホームと同鉄道が使用していた6番線は撤去済)  今回のコースでは、この鉄道の名前が付いた道路、そして廃線跡も通ります。

前置きが長くなりました。釧路駅開催となるヘルシーウォーキング。いままでは、駅の南東部、春採湖や東港、幣舞橋などを巡ることが多かったのですが、今回は北西~南西部。新コースなので楽しみです。

ウォーキングマップはコチラです。(別ウインドウで開きます)

釧路は涼しいです。長袖のシャツを着て出発。駅を出て左側に進み。地下歩道に入ります。

地下歩道、特に古いものは暗くて通りたくないイメージがありませんか?  しかし、ここは大丈夫。

地下歩道美術館となっていました。

駅北側へ。南側と比較すると、かなり寂しい感じです。

釧路駅、こちら側から見ても存在感がありますね。

こちらの道を真っ直ぐ進んでいきます。

通りの名前は「共栄新橋大通」。愛称は、サンサンロード。

釧路というと、夏場は海霧が発生しやすく、日照時間が少なめです。陽の光が“サンサン”と降り注ぐことを願って付けられたのでしょうか?

古くから営業されているお店もありました。

明治45年7月30日に明治天皇が崩御され、この日以降、大正元年となりました。西暦1912年です。ということは、こちらは創業114年! 北海道では、100年を超えると十分に老舗かと。

コースから少々逸れるのですが、面白そうな建物を発見。

「ゆ」、銭湯でした。ちょっとペンション風?

ここまで直線を1km以上歩いてきましたが、ここで右折します。

少々歩いて、柳町公園に。


緑豊かな公園です。気分良く歩けます。


白い鳩が、餌を探して地上を歩いていました。どこからか逃げ出したのでしょうか? 美しい! 驚かさないように、近寄らず望遠で撮りました。(安価なデジカメなので、この程度です)

この柳町公園を歩いて、疑問が・・・。マチの中に、帯状の緑地帯が長く続いているのはなせ? 中央部分に若干凹んだ部分があるのはどうして? この公園は何かの跡なのでしょうか?

Wikipediaに、その答えがありました。この公園、元々は釧路川と新釧路川を結ぶ大排水溝として計画され、掘削が完了しないうちに工事終了。その後は埋め戻され、公園として整備されたとのことです。

・参考リンク:Wikipedeia「柳町公園」

※ ウォーキング後に釧路市立博物館に行ったので、「柳町公園」についてもお聞きしました。説明とともに、Wikipedia「柳町公園」をコピーしたものを資料としていただきました。

当記事の冒頭で触れましたが、こちらが雄別鉄道の名前が付けられた通りです。

車道は、中央分離帯のある片側2車線。自転車通行可能の歩道も幅が広く、歩きやすいです。

新釧路川に架かる鶴見橋を渡ります。

鶴見というだけあって、橋のいたるところにツル(?)が。


欄干では、羽を広げています。


照明もツルに見えるのですが…。


新釧路川と日本製紙の工場群です。


煙突などは、霧で霞んでいますね。釧路を含む、北海道太平洋岸の夏の光景かと。

本物は無理でも、ツルを満喫できた橋を渡り終え、そのまま進みます。そして、ここを左折です。


この手前にセイコーマートがあります。ここでひとやすみを兼ねて、何かを購入しても良いかも。

ここまで5kmくらい歩きましたが、途中にコンビニが6店ありました。(道路の反対側にあるのも含みます) 内、セブンイレブンは4店舗。釧路では、強い(力を入れている)ようですね。

さて、ここからはお楽しみ(私だけ?)の雄別鉄道廃線跡。

かなり長い距離です。

雄別鉄道(本線)は、44.569kmあったとのことなので、半分以上がサイクリングロードに転用されたことになります。湿原展望台まで11km。自転車で十分に行ける距離。今度、レンタサイクルで行ってみようかなぁ。

綺麗に整備されていますね。


えっ、もう紅葉? 


涼しい釧路とはいえ、早すぎでしょう。

〔2024.8.7追記〕

木などに強いストレス(暑さなど)がかかると、自らを守るため一部分の葉を落とす準備を始め、その箇所だけ休眠状態に向かうそうです。画像に写っている木も、このケースとのこと。植物の賢さ(生命力)には驚かされます。※ 札幌市にある豊平公園緑のセンターで教えていただきました.

〔続きます〕