7月7日に開催された滝川駅スタート・ゴールのJRヘルシーウォーキングに参加した際、途中でランチにすることにしました。(いつもならウォーキング後なのですが) 朝食を食べてこなかったため、お腹が空いたというのもありますが、一番の理由は、新十津川物産館の2階にある「レストランくじら」さんに、“めはり”があることを知ったからです。
めはり(ずし)は、奈良県の吉野地方(十津川村のあるところ)と、和歌山県と三重県にまたがる熊野地方の郷土料理。高菜の葉で包んだおにぎりなのです。めはりという名前は、「目を見張るほど大きいから」等、諸説あるようです。
めはりを券売機で探すものの、単品での提供は無し。めはりが付いたとりめんセットはありました。
めはりを食べたかったため、とりめんセットにしました。ボリュームありそう。食券を持って、レストランのある2階へ上がります。中の雰囲気は、社員食堂のような感じ。4人掛けテーブル席✕6、2人掛けテーブル席✕2がありました。
料理を待つ間に、サイクリストと思われる男性客6名が来店。結構大きな声で話をしているのですが、何を言っているのか、わかりません。訛り? いや違いますねぇ・・・ハングルでした。対応した女性スタッフさん、身振り手振りと日本語で対応。なんとかなるものですね。
韓国から来日して、北海道をサイクリング中なのでしょうか? 聞き耳を立ててはいないのですが、「サッポロ」とか「ビエイ」という単語が、耳に入ってきました。
とりめんセットが来ました。
まずは、とりめんからいただきます。スープを一口。美味しい! 少々甘めの優しい味。とり肉としいたけからも、出汁が出ているのでしょう。卵もふわふわで良い感じです。麺は、そうめん。とりめん=にゅうめん(温かいそうめん)でした。
次に、めはり。結構な大きさです。
ごはん茶碗2杯分はありそうです。うっすらと味が付いていますが、これだけでは味に物足りなさを感じるかも。とりめんと一緒に(交互に)食べると、丁度良いですね。ただ、握りが弱く、お米が崩れてきたため、途中から箸でいただきました。
めはりですが、和歌山県新宮市の「総本家 めはりや 新宮本店」さんで購入したことがあります。(2015.2.20撮影)
新宮市は熊野地方にあり、和歌山県最東端の市です。ちなみに、和歌山県の最東端は北山村。周囲を奈良県と三重県に囲まれている(和歌山県の)飛び地となっています。都道府県の飛び地は、ここだけのようです。
こちらは、食べやすいような大きさでした。
思いがけずとりめんが美味しかったことと、久々のめはりに、大満足のランチでした。しかし、まだウォーキング途中。ちょっと食べ過ぎ! ですね。
ところで、内陸の新十津川にあるレストランの名前が「くじら」。この説明を読んで、ナゾが解けました。
2階には、コククジラの骨格レプリカがあります。ここで化石が発掘されたシントツカワクジラと最も骨が似ているそうです。食後にでも、ご覧になったらいかがでしょう。
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