2024年7月23日火曜日

【2024年JRヘルシーウォーキング参加記〈江別駅〉】

※ 2024.9.3更新。「タコ滑り台」に関して追記しました。

今回は、札幌のお隣、江別を歩きます。基本コースでは、最初の方で「泉の沼公園」を通りますが、ここは久しぶり。確か2016年以来だと思います。

ウォーキングマップはコチラです。(別ウインドウで開きます)

江別駅の正面入口は北側(北西側?)に面しています。駅を出て右方向へ。そして連絡通路を渡ります。

駅南側に出ました。歩き始めて2~3分。連絡通路を渡っただけですが、ここが運命の分かれ道?

基本 or ショート。今日のような暑さが予想される日や雨降りの日は、どちらに進むか迷います。しかし、当初の予定通り、左折し基本コースへ。

千歳川を渡り、南東方向を眺めます。

反対側は、石狩川との合流点近く。この辺りを含む一帯は、1981(昭和56)年に石狩川が決壊し、一面水浸しに。台風と前線の影響による大雨が、その理由でした。

「泉の沼公園」です。ここまで駅から15分くらい。

これは、千歳川の本流から切り離された河跡湖ではないかと。

上下の画像を見ると、曲がって(蛇行して)いますね。

公園を出て少々歩くと、今回2度目の千歳川を渡ります。2020((令和2)年に開通した「南大通大橋」です。

新しいだけに綺麗。歩道の幅も広く取られていますね。

霞んではいましたが、風不死岳や恵庭岳も見ることができました。(撮影失敗したので画像無し)

「きらら街道」を歩きます。正式名称は「空知南部広域農道」。農道なんですね。江別市と岩見沢市を結んでいます。この道路沿いの家は、玄関と反対側がこちらに面しています。普通は逆ですよね。

この道、かつては線路だったのです。普通、線路側に玄関はありません。きらら街道は、夕張鉄道の廃線跡を活用したものなのです。道路に玄関が面していないのは、そのためですね。

夕張鉄道が走っていたことを示すものが残されています。腕木式信号機。

こちらは説明です。

道路案内板に植物のイラストが。左は稲に見えるのですが、右は?

〔2024.7.24追記〕案内板の植物イラストですが、左は江別市特産品の小麦、右は江別の「市の木」ナナカマドでした。(江別市役所担当者の説明より)

個人的に大変興味深いものを発見! 

切り離されたレールに乗せられ、シートに覆われた物体。形から推測するとおそらく・・・。説明板は無かったので、公開していないのでしょうね。

夕鉄野幌バスターミナル。夕鉄=夕張鉄道です。現在は、鉄道事業はありません。

野幌駅近くにあるEBRI。旧レンガ工場(旧ヒダ工場)です。中では買物や食事ができるようですが、オープンまで時間があり、覗くことすらできませんでした。

遊歩道。高架前に線路が通っていたところを活用しているようです。街中でこのような散歩ができるスペースがあるのは良いですね。

若草公園(マップでは若公園となっていますが…)にある、タコ滑り台。

冬になったら、雪の白さとの対比で、より目立つかも。ところで、なんでタコなのでしょう??

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〔2024.9.3追記〕

「タコの滑り台」。正式には「タコ型石の山」とよばれ、全国に200基以上あると言われています。(最盛期には全国に約250基) デザインしたのは、多摩美術大学で名誉教授を務める彫刻家の工藤健さん。元々はタコの形ではなく、いろいろな方向から滑ることができる抽象的なデザインだったとのこと。デザインの意味がわかってもらえず、「それじゃその上に頭つければタコになる」と考え、この形になったそうです。

・参考リンク:9月1日放送「HTB北海道テレビ」ニュース

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ガラス工芸館。素敵なレンガ造りの建物です。元々は、1945((昭和20)年頃建築の一般住宅だったそうです。

こちらは、江別市郷土資料館屯田資料館です。

「屯田歩兵第三大隊第二中隊本部」の建物を利用しています。興味を持たれた方は、ぜひご見学を。この辺りの地形ですが、凹凸がありちょっとした沢となっています。開拓当時のままでしょうね。

今回のコースでは通りませんが、江別神社の裏に「屯田兵第三大隊本部跡」があります。よろしければこちらも。 (下の画像2枚は2022.5撮影)


それにしても暑いです。既に500mlペットボトル飲料を2本消費。周囲を見る余裕もなくなり、ひたすら歩きます。そして、着いたのがこちら。旧町村農場です。

第一牛舎の中には、酪農に使われた道具などが展示されています。

農場を開設したのは町村敬貴氏。北海道酪農の先駆者です。

敷地内にはカフェが入った資料館(旧町村邸)もあります。こちらでいただいたのは、ソフトクリーム。

どちらかというとシャーベット状で、喉が乾いていたこともあり、最高でした。

旧町村農場から少々歩いて、「四季の道」に進みます。

この道も廃線跡です、北海道電力江別発電所への専用線が通っていました。コース終盤になりましたが、この道が一番歩きやすかったです。

関連するものが屋外展示されています。この角みたいのが付いている装置は、しゃ断器です。


火力発電の燃料には石炭が使われていました。こちらは、それを発電所まで運んだ機関車と貨車です。

説明板です。今回撮り忘れたので、過去画像より。(2020.10撮影)

やっとここまで来ました。

ここに地下歩道が。信号機の付いた横断歩道があるのに不思議です。

交通量の多い国道12号線を安全に横切るために造られたものと思ったのですが…。

地下歩道入口から国道12号線まで距離があります。この間に、実は線路がありました。王子製紙(現 王子エフテックス)の専用線です。今は、王子製紙の敷地外は、道路となっています。

左側の車が走行しているところが国道12号線。目の前の道路は、廃線跡を転用したもの。

つまり、国道と線路を横断するために、地下歩道が設けられました。しかし、線路が無くなった現在は、あまり必要性を感じられなくなったようです。

ゴールまで500mくらいですが、気になるお店がありました。「八里九里家」さん。

八里九里=やりくり、でしょうか? やりくり上手なお店?? 入口の引き戸が開いていたので、通り過ぎる時にチラッと中を。大衆食堂でした。

そして、ゴールの江別駅に着きました。疲れた~。というより、暑かった~。私がゴールしたのは12:45頃。この日の江別市の最高気温は、14:46に記録した32℃でした。

今回の江別ウォーク、暑かったのですが適度に吹く風に助けられ、無事に完歩することができて良かったです。市街地中心ということで、コース上にはコンビニ、スーパーそして自販機も多く、水分補給(購入)に困らなかったことが幸いでした。


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