2024年5月17日金曜日

【2016年開催・森ウォークを振り返る】

※ 2024.7.5に更新しました。

森駅での開催、2016年は「いつでもウォーク」でした。

まずは、森駅のある場所を。矢印↓の先にあります。

ここから函館方面の七飯駅まで、函館本線は8の字になっています。この辺りの話は、鉄道系で有名なYouTuberが動画で詳しく解説されていますので、ご興味がありましたら見ていただけたらと思います。リンクを貼っておきます。

※ 「【函館本線】全国唯一の8の字線形! なぜ4つのルートがあるのか?


森駅スタート時点では、海靄が発生しており、お日様が見えません。まずは、駅を出て右折し、旧幕府軍の鷲ノ木上陸地を目指します。

鷲ノ木漁港の横を通ります。

掛川駅です。現在は、廃止されています。

ここが、榎本武揚・土方歳三が北海道に上陸した場所。どのような気持ちで上陸したのでしょうか。



鷲ノ木といえば、北海道最大規模の環状列石を伴う祭祀遺跡の「鷲ノ木遺跡」があります。今から4000年前、縄文時代前半のもの。この遺跡の下を、高速道路が通っています。(2024.5.10撮影)

遺跡は、このような感じです。環状列石が良くわかりますね。(2022.9.17 鷲ノ木遺跡見学会で撮影)

鷲ノ木上陸地で折り返し、今度は森駅方向に進みます。急に晴れて、天気が良くなってきました。

この先、鳥崎川にかかる橋を渡り、右折。オニウシ公園に向けて進みます。

駒ヶ岳地層断面図です。地層を、ガラス越しに見ることができます。


波多野エクスバレーガーデンの近くで、駒ヶ岳を撮影。

駒ヶ岳は、もともと高さ1700メートル級で富士山のような形をしていました。それが、江戸時代、寛永の大噴火(1640年7月31日で、山頂部が崩壊しました。あらためて山を見ると、なるほどと思います。

※ 駒ヶ岳は、北海道新幹線乗車中、「木古内駅→新函館北斗駅」間で、進行方向左側に見ることができます。(2016.9.11撮影)

市街地に戻りました。森駅まであと少しです。せっかくですので、海近くまで行ってみました。

条件が良いと、内浦湾(噴火湾)を挟んで、遠く羊蹄山を見ることができるかもしれません。(2018.10.8撮影)

森桟橋跡です。もし、ここから橋や海底トンネルで室蘭まで結ばれていたら・・・。現実味はないですが、想像するのは自由かと。

ゴールの森駅です。函館発祥の宅配ピザ「ピザ・テンフォー」さんのお店が併設されています。(今はありません)

そして、森駅といえば、「いかめし阿部商店」さんの、いかめし。デパートなどの催事で購入できますが、駅では難しい。列車は長時間停車しないですからね~。

オープン! 存在感がすごい!! 駅待合室でいただきました。やはり、美味しい!!!

このいかめし、どのように作るかといいますと…。小ぶりのスルメイカに、うるち米ともち米をブレンドしたものを1/3ほど詰めて、ザラメを加えたタレで約15分煮るとのことです。

・参考文献:塩入志津子「駅弁名鑑800」、講談社、2006年12月、p.112

いかめしで有名な森町ですが、やきそばも知られているかもしれません。普通のやきそばではありません。つゆ焼きそば(つゆだく焼きそば)です。

駅前にある「東光亭」さんで“浜焼きそば”を注文したのですが、出てきたものは・・・。何かの間違いかと思ったほどでした。でも、美味しそう。(2022.9.17撮影)

つゆ焼きそばは、町内の何店舗かで提供されているようです。森町に行かれた際には、食べてみては如何でしょう。

※ 汁あり焼きそばとして、青森県の“黒石つゆ焼きそば”、栃木県の“スープ焼きそば”が有名とのことです。(調べてわかりました)

ウォーキングを終え、札幌に帰ろうと思ったのですが…。時間もあるし天気も良いので、このまま帰るのは勿体ない(?)。 札幌とは逆方向ですが、ちょっと函館を見ていこうと考え、普通列車に乗り込みました。

この列車は大沼公園経由。函館本線の8の字の左側を通り、下(南)に向かいます。

列車は森駅を出発すると、海を離れ内陸を走行します。

森~函館間は、駒ヶ岳経由の列車も走っています。森駅からだと、函館本線の8の字の右側、大沼駅からは左側を通り函館駅に向かいます。こちらの路線に乗車すると、駒ヶ岳の勇壮な姿を、存分に堪能できます。大沼公園の湖沼を見ることはできませんが、1度は乘ってみていただきたいです。


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